2020年5月24日日曜日

0.06%しか残っていない本当の自然

■0.06%しか残っていない本当の自然

今宮脇昭教授の日本の植生を読んでいますが、読みながら、しみじみ、私は山梨の山岳地帯で、本来の原生林を見る活動をしていたので、
何が自然か?のエリート教育
を受けるみたいなことだったんだなぁと改めて思っています。本州の中部山岳地帯には、なんとかまだ手付かずの奥山の自然が残っていますが、日本で残っている自然本来の潜在植生…は、0.06%です。それがあるのが、南ア、です。特に深南部など交通の便が悪いところは、九州のような回転の速い自然とは全く違う。

九州も高さはないですが、山は深いです。ただ、すごく植林が発達して、市房山などはスギ山崩壊で有名です。市房山は九州山地の代表の山。杉の植林は、直根性ですが植林だと根が充実しないので風倒しやすく、災害の時、家を壊してしまったりすると言われています。

災害に強い植生は何か?=潜在植生

つまり、もともと遷移に任せれば生えていた植生、ということです。

福岡に来たとき、みんなが公園などの人工的なものを、自然が一杯!とありがたがるので、変なの!と反発していました。全く自然ではないものを自然だと誤解しているなんて…。畑も自然では全くなく、強度の人為です。だから病気が来るでしょう?

樹木でも、畑のものでも、力があるのは、自然に生えてくるもの、勝手に生えるもの、です。力というのは、プラーナのことだと思います。ヨガの用語で、日本語で言えば、元気の”気” のこと。

分かりやすく掴むために言えば、タケノコが、一気に伸びるのはプラーナの力と思います。

今の時期、プラーナがみなぎった野菜は何かな?と思いながら八百屋を除きますが、ちょうど端境期なんですよね。
八百屋さんでも、プラーナと思いながら、野菜を選べば、比較的良い気が取り込めるような気がしています。この辺は、単なるフィーリングで科学的根拠はありません。

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