2020年4月29日水曜日

有機農業と未来: アメリカの有機農業から何が見えるか

メモおよびハイライト:
『有機農業と未来: アメリカの有機農業から何が見えるか』
(本田進一郎著)


第1章 有機農業と持続農業

ハイライト(ピンク) - 有機農業の始まり > 位置No. 62

化学肥料 は、 一八 四三 年 に イギリス で 過 リン 酸 石灰 が 製造 販売 さ れ た のが 始まり で ある。

ハイライト(ピンク) - 有機農業の始まり > 位置No. 64

一八 九五 年 には ドイツ で、 大気 中 の 窒素 と 炭化 カルシウム を 反応 さ せ て 石灰窒素 を 作る こと に 成功 し た。

ハイライト(ピンク) - 有機農業の始まり > 位置No. 66

一 九 一一 年 に、 ドイツ の ハー バー と ボッシュ が、 水素 と 大気 中 の 窒素 とを 反応 さ せ て、 アンモニア を 直接 合成 する 方法 を 確立 し た。 これ により、 エネルギー さえ あれ ば 窒素肥料 を 無尽蔵 に 製造 できる よう になり、 世界 の 食料 の 生産 量 は 飛躍的 に 増大 し た。

ハイライト(ピンク) - 有機農業の始まり > 位置No. 69

一 九 三 九 年 に、 ガイギー 社( スイス) の パウル・ミューラー が、 DDT の 殺虫 効果 を 発見 し、 これ が 化学合成 農薬 の 始まり と なっ た。

ハイライト(ピンク) - 有機農業の始まり > 位置No. 70

化学肥料 や 合成 農薬 を 使用 する「 慣行 農業」 が 始まっ た のは、 ここ 一 〇 〇 年 くらいの こと で ある。 人類 が 農業 を 開始 し た のは、 一二 〇〇〇~ 一一 〇 〇 〇 年前 とさ れ て いる ので、 人類 の 農業 史 の ほとんど は「 有機農業」 で あっ た。

ハイライト(ピンク) - 有機農業の始まり > 位置No. 78

自然 の 野山 を 自由 に「 徒歩 旅行」 する こと が 流行 し た。

ハイライト(ピンク) - 有機農業の始まり > 位置No. 102

イギリス の イブ・バル フォア( 1898-1990) は、 ハワード の 研究 に 触発 さ れ て、 一 九 三 九 年 から 慣行 農法 と 有機 農法 の 比較 試験 を 始め た。 バル フォア は 保守党 の 政治家 の ジェラルド・バルフォア の 娘 で、 伯父 は 首相 を つとめ た アーサー・バル フォア で ある。 彼女 は 幼少 の ころ から 農業 を 好み、 若くして 農家 に なっ て い た。 バル フォア は、 比較 試験 の 成果 を『 The Living Soil( 生き て いる 土)』( 1943) として 発表 し、 一 九 四六 年 には ハワード ら と共に 土壌 協会 を 設立 し て 初代 の 代表 を つとめ た。

ハイライト(ピンク) - 有機農業の始まり > 位置No. 112

ルーシュ は、 森林 土壌 は 落ち葉 などが 堆積 し た 腐植 蓄積 から なる こと に 注目 し、 農地 において も、 土壌 生物 を 撹乱 し ない よう に、 耕うん は 表層 だけに とどめ、 厩肥 の 施用 も 表面 被覆 する こと を 提唱 し た。

ハイライト(ピンク) - 古代から続く持続農業への取り組み > 位置No. 123

古来 より 農業 で もっとも 重要視 さ れ て き た のは、 安定 し た 収穫 量 を 毎年 持続 する こと

ハイライト(ピンク) - 古代から続く持続農業への取り組み > 位置No. 126

収穫 量 を 維持 する には、 堆肥 や 厩肥 の 施用 によって 地力 を 維持 する こと が もっとも 効果的 で ある こと は、 古代 より 知ら れ て い た。

ハイライト(ピンク) - 古代から続く持続農業への取り組み > 位置No. 132

中国 最古 の 農書『 氾 勝 之 書』( 紀元前 一 世紀) に、 厩肥、 蚕 矢( 蚕 の 糞)、 砕骨、 豆 がら などを 肥料 として 用いる こと が 記さ て いる。

ハイライト(ピンク) - 古代から続く持続農業への取り組み > 位置No. 133

また 北魏 の 賈 思 勰 が 著し た『 斉民要術』( 六 世紀) には、「 踏 糞 法 とは、 およそ 農家 は 秋収、 治田 が 終わっ たら、 作業場 に ある 一切 の わら、 刈株 の 類 を すべて 一 か所 に 取り集め、 毎日 これ を 牛舎 に 三寸 厚 に 敷く」 と あり、 敷き わら と 牛 の 糞尿 から 堆肥 を 製造 し て い た

ハイライト(ピンク) - 古代から続く持続農業への取り組み > 位置No. 140

古代 中国 では、 堆 厩肥 だけで なく、 マメ 科 植物 との 輪作 によって 土 を 肥やす こと も 知ら れ て い た。『 周礼』( 紀元前 四 世紀) の 鄭玄 注

ハイライト(ピンク) - 古代から続く持続農業への取り組み > 位置No. 143

麦― 豆 の 輪作 が すでに 行わ れ て い た。『 斉民要術』 でも、 様々 な 作物 の 前後 作 の 関係 について 比較研究 が 行わ れ て おり、 豆類 が 穀類 の 良好 な 前作 作物 で ある こと を 認め て いる。 その 上 で、 豆― 穀物 輪作 を 奨励 し て いる。

ハイライト(ピンク) - 古代から続く持続農業への取り組み > 位置No. 158

は『 合理的 農業 の 原理』( 1809 ~ 1812)

ハイライト(ピンク) - 古代から続く持続農業への取り組み > 位置No. 167

植物 が 必要 と する 養分 の うち、 一つ でも 不足 すれ ば 植物 の 生育 は 悪く なる という 最小律

ハイライト(ピンク) - 古代から続く持続農業への取り組み > 位置No. 171

無機栄養 説 と 最小律 を 発表 し た のは 一八 四 〇 年

ハイライト(ピンク) - 古代から続く持続農業への取り組み > 位置No. 176

リービッヒ は、 穀物 を 輸出 し て 地力 を 減退 さ せる 一方 で、 屎尿 を 下水 に 流し テムズ 川 の 汚染 を まねい て い た 当時 の イギリス を 批判 し、 屎尿 などの 有機物 を あまねく 循環、 活用 する 日本 と 中国 の 農法 を 称賛 し て い た。

ハイライト(ピンク) - 古代から続く持続農業への取り組み > 位置No. 179

て、『 東アジア 四 千年 の 永続 農業』( 1911) を 著し た。 キング は、「 豊か な 処女地 を わずか 三 世代 で 疲弊 さ せ て しまう」 アメリカ の 収奪 農法 を 批判 し、「 三 〇 世紀 にわたる 作物 栽培 の 後 にも なお 肥沃 な 土 を 維持 し 続け て いる」 中国、 日本 の 農法 に 学ぼ う と し た。

ハイライト(ピンク) - 古代から続く持続農業への取り組み > 位置No. 181

キング は、 現地 調査 と 日本 の 農業 統計 を 活用 し て、 屎尿、 堆肥、 灰 などの 投入 量 と、 山林 から 用水 を通じて 供給 さ れる 養分 量 を 計算 し、 日本 の 全 農地 へ 入る 養分 の 総量 を 見積もっ て いる。 それ に よる と、 化学肥料 や 鉱物 肥料 が まったく ない 当時 の 日本 で、 年間 に 窒素 三 九 万 トン、 リン 九 万 トン、 カリ 二 六 万 トン( 一 〇 a 当たり N 六・四 キロ、 P 一・五 キロ、 K 四・二 キロ) が 施用 さ れ て いる と し た。

ハイライト(ピンク) - 現代の有機農業への批判と意味 > 位置No. 191

一 九九 〇 年代 に 世界的 な オーガニック の ブーム

ハイライト(ピンク) - 現代の有機農業への批判と意味 > 位置No. 192

毎年 一 五% もの 高率 で 成長

ハイライト(ピンク) - 現代の有機農業への批判と意味 > 位置No. 197

二 〇 〇 〇 年 以降 も、 市場 の 成長 は 止まら ず、 現在 の 世界 の 有機 食品 の 市場 規模 は、 八 兆 円( 2013, IFOAM) とさ れ て いる。 さらに、 今後 も 高い 成長 率 が 見 こま れ て いる。

ハイライト(ピンク) - 現代の有機農業への批判と意味 > 位置No. 201

有機農業 が 持続 農業 の 一部 か どう かは もはや 問題 では なく、

ハイライト(ピンク) - 現代の有機農業への批判と意味 > 位置No. 203

有機 食品 の 商品 として の 価値 を 高める こと が 目的

ハイライト(ピンク) - 現代の有機農業への批判と意味 > 位置No. 206

栄養 的 な 成分 は、 慣行 栽培 の 農産物 と 同等

ハイライト(ピンク) - 現代の有機農業への批判と意味 > 位置No. 207

品質 は 同等 なのに 価格 が 高い 商品 は、 お 金持ち の「 ブランド」 に すぎ ない。

ハイライト(ピンク) - 現代の有機農業への批判と意味 > 位置No. 208

・有機 食品 を 消費 し て いる のは、 先進国 の さらに 一部 の お 金持ち で ある。 有機農産物 を 生産 し て いる 南米 や アジア の 人々 は 食べ られ ない。 食べ物 は 人間 の 生存 を 支える もの で ある にも かかわら ず、 有機 食品 は 奢侈 品

ハイライト(ピンク) - 現代の有機農業への批判と意味 > 位置No. 210

本来 の 農業 の あり方 と かけはなれ て いる。

ハイライト(ピンク) - 現代の有機農業への批判と意味 > 位置No. 211

・有機農産物 は、 生産 コスト が 高い。 しかし、 面積 当たり の 収穫 量 は 少ない ので 生産 効率 が 悪く、 むしろ 環境 に よく ない。

ハイライト(ピンク) - 現代の有機農業への批判と意味 > 位置No. 213

・合成 農薬 や 化学肥料 は、 安全 性 が 厳しく 審査 さ れ て おり、 危険 という のは デマ で ある。 有機栽培 で 使用 さ れる 資材 の ほう が、 審査 が あいまい で 安全 が 保障 さ れ て い ない。

ハイライト(ピンク) - 現代の有機農業への批判と意味 > 位置No. 217

この よう な 批判 は 確か に もっとも で ある が、 だからといって 化学肥料 や 希少 な 鉱物 資源、 化学 農薬 を 多用 する よう な 栽培 方法 が よい とは 誰 も 思っ て い ない。 現代 の 有機農業 を 位置づける 場合、 より 広い 視点 から みる 必要 が ある。

ハイライト(ピンク) - 現代の有機農業への批判と意味 > 位置No. 222

現在 は、 研究 者 の 間 では、 作物 栽培 における 腐植 の 有益 性 は 共通 認識 と なっ て おり、 堆肥、 厩肥、 有機物 を 農地 に 還元 する こと に 反対 する 人 は い ない。

ハイライト(ピンク) - 現代の有機農業への批判と意味 > 位置No. 224

腐植 は、 土壌 中 で 養分 の 貯蔵庫 として 働き、 有機 態 の 窒素 や リン が、 土壌微生物 によって 無機 化 さ れ 作物 に 吸収 さ れる。 また、 土壌微生物 が 生成 する 菌糸 や 多糖類 によって、 土壌 団 粒 が 形成 さ れ、 排水 性 が よく なり 保 水力 が 高まる。 腐植 に 存在 する カルボキシル 基 や フェノール 性 水酸基 は、 陽 イオン 交換 を 行ない、 金属 イオン と 錯体 を 形成 し て 保 肥 力 を 高める。 さらに、 土壌 生物 の 多様 性 によって 土壌 病害 の 軽減 や、 空中 窒素 の 固定、 難 溶 リン の 溶解 機能 が 高まる。

ハイライト(ピンク) - 現代の有機農業への批判と意味 > 位置No. 230

有機物 の 供給 量 よりも 微生物 による 分解 量 が 少なけれ ば 腐植 率 は 高まり、 分解 量 が 多けれ ば 腐植 率 は 低く なる が、 これ を 人為的 に コントロール する こと は 困難 で ある。

ハイライト(ピンク) - 現代の有機農業への批判と意味 > 位置No. 231

栽培 環境 において、 作物 の 根 域 の 腐植 率 を 高め 維持 する には、 継続 的 に 有機物 を 施用

ハイライト(ピンク) - 現代の有機農業への批判と意味 > 位置No. 233

リン 鉱石 の 枯渇

ハイライト(ピンク) - 現代の有機農業への批判と意味 > 位置No. 234

いる。 かつて は、 日本 でも 家畜 糞 や 屎尿 を 海洋投棄 し て い た が、 現在 は、 これら を 農地 に 還元 する こと は、 リン 鉱石 の 資源 保護 にとって きわめて 重要

ハイライト(ピンク) - 現代の有機農業への批判と意味 > 位置No. 235

有機農業、 慣行 農業 に 関係 なく、 希少 な リン 資源 を 大量 消耗 する こと は 好ましく ない。

ハイライト(ピンク) - 現代の有機農業への批判と意味 > 位置No. 239

化学合成 農薬 は 効果 が 確実 で、 作物 の 安定 生産 に 大きな 効果 を あげ て き た が、 農薬 に対する 抵抗性 と リサージェンス の 問題 を 克服 する こと が 困難 で

ハイライト(ピンク) - 現代の有機農業への批判と意味 > 位置No. 243

リサージェンス は、 害虫 のみ なら ず、 天敵 や その他 の 虫 を みな 殺し に し て しまう こと で、 かえって 害虫 が 大 繁殖 し て しまう 現象

ハイライト(ピンク) - 現代の有機農業への批判と意味 > 位置No. 245

現在 は、 化学合成 農薬 によって 病害虫 を 撲滅 する のでは なく、 生態系 と 調和 を 図り ながら、 さまざま な 防除 技術 を 組み合わせる こと によって、 病害 虫 被害 を ある 経済 水準 以下 に 維持 する こと が 目指さ れ て いる( IPM: Integrated Pest Management)。

ハイライト(ピンク) - 現代の有機農業への批判と意味 > 位置No. 247

さまざま な 防除 技術 という のは、 土着 の 天敵 の 温存、 天敵 農薬 の 開発、 生物農薬 の 開発、 不織布 などの 資材 の 活用、 輪作・間作・混作 の 活用、 耐性 品種 の 育成、 接木、 温度 や 光 の 利用、 トラップ など 物理的 捕殺、 性 フェロモン の 利用 など、 多岐 に わたる。

ハイライト(ピンク) - 現代の有機農業への批判と意味 > 位置No. 250

有機農産物 の ブランド 化 について は、 飢饉 時 と 平時 とを わけ て 考える 必要 が ある。

ハイライト(ピンク) - 現代の有機農業への批判と意味 > 位置No. 252

世界 では 一 九 六 〇 年 前後 の 中国 の 大 躍進 政策 の 失敗 以来、 何 百万 人 も 餓死 する よう な 大規模 な 飢餓 は 発生 し て い ない( 戦争 や 貧困 による 飢餓 は ある)。

ハイライト(ピンク) - 現代の有機農業への批判と意味 > 位置No. 254

世界 の 穀物 生産 量 は 長期 にわたって 過剰 ぎみ

ハイライト(ピンク) - 現代の有機農業への批判と意味 > 位置No. 256

有機農業 に 限ら ず、 農産物 の 付加価値 化、 ブランド 化 によって、 農家 が 経営 を 維持 しよ う と する のは 当然 の こと で ある。

ハイライト(ピンク) - 現代の有機農業への批判と意味 > 位置No. 258

キング が、「 豊か な 処女地 を わずか 三 世代 で 疲弊 さ せ て しまう」 と 嘆い た アメリカ でも、 有機農産物 の 生産 が 急激 に 拡大 し て いる。

第2章 バイタルズマン有機農場

ハイライト(ピンク) - WOOFerとして農場で働く > 位置No. 267

WWOOF は、 一般 の 人 が 有機 農場 で 農業 体験 を する ため の 組織 で、 一 九 七 一年 に イギリス 人 の スー・コパード 女史 によって 始め られ た。 彼女 は 自分 の よう に 都会 に 住み、 農業 と 接点 の 無い 人々 が、 有機農業 運動 に かかわる こと が できる 方法 は ない かと 考え た。

ハイライト(ピンク) - WOOFerとして農場で働く > 位置No. 271

エマーソン 学校

ハイライト(ピンク) - WOOFerとして農場で働く > 位置No. 272

WWOOF の やり方 は、 ボランティア が 農作業 を 手伝う 代わり に、 農家 は 食事 と 宿泊 を 用意 し、 働き ながら 有機農業 の 技術 を 学べる という もの だ。 当初 は Working Weekends on Organic Farms( 週末 に 有機 農場 で 働く) と 呼ば れ て い た。

ハイライト(ピンク) - WOOFerとして農場で働く > 位置No. 277

Willing Workers On Organic Farms(

ハイライト(ピンク) - WOOFerとして農場で働く > 位置No. 294

一日 四 ~ 六 時間

ハイライト(ピンク) - WOOFerとして農場で働く > 位置No. 320

もらう。 畑 の 広 さは 六 エーカー( 二・四 ha) しか なく、 半分 が 果樹園 で 残り が 野菜 畑 だ。 アメリカ の 農家 の 一戸 当たり の 平均 耕地 面積 は 約 二 〇 〇 ha なので、 とても 小さな 農場 だ。 ちなみに 日本 の 農家 の 平均 耕地 面積 は 一・五 ha で ある。

ハイライト(ピンク) - 有機農場での作業 > 位置No. 393

アメリカ では 天敵 を 販売 する 業者 が たくさん い て、

ハイライト(ピンク) - 有機農場での作業 > 位置No. 394

病害虫 よ け に ニンニク、 ニラ などを コンパニオンプランツ として 混植 し て いる。

ハイライト(ピンク) - 有機農場での作業 > 位置No. 400

モグラ

ハイライト(ピンク) - バイタルズマン農場の歴史 > 位置No. 462

売上 の 五% が 運営 費

ハイライト(ピンク) - バイタルズマン農場の歴史 > 位置No. 465

農場 の 中 に 直売 所

ハイライト(ピンク) - バイタルズマン農場の歴史 > 位置No. 467

日本 の 小さな 有機 農家 の 場合 は 三 万 ドル くらい だ と 私 が 言う と、 三 万 ドル よりは 多い が 一 〇 万 ドル までは いか ない

ハイライト(ピンク) - 食事 > 位置No. 494

食事 に関して は、 日本人 の ほう が はるか に 時間 と 手間 を かけ て いる。 揚げ物、 煮物、 炒め 物、 すき焼き、 シチュー、 カレーライス、 漬物、 味噌汁 など 母親 の 手料理 を、 毎日 食べる こと が できる 日本 の 子供 は ほんとう に 幸せ だ。

ハイライト(ピンク) - ボランティアたち > 位置No. 537

そもそも アメリカ の 農場 には、 日本 に ある よう な 草取り 鎌 が 無い。 雑草 は 手 で 引き抜く か、 鍬 で 掘り起こす。

ハイライト(ピンク) - ボランティアたち > 位置No. 543

アラン や チップ は 手袋・長靴 を はかない。「

ハイライト(ピンク) - 有機認証 > 位置No. 579

私 の 意見 では、 有機 食品 の 品質 と 健康 に もっとも 影響 を 与える もの は、 作物 に対する その 人 の 態度、 意図、 そして 精神的 な 真実

ハイライト(ピンク) - 有機認証 > 位置No. 594

なぜなら、 この 農場 は 四 〇 年 以上 前 から 有機 で やっ て いる と、 ほとんど の 客 は 知っ て いる から。 大事 なのは 制度 では なく て、 人間 同士 の 信頼 関係 だ。

ハイライト(ピンク) - 有機認証 > 位置No. 601

大事 なのは 制度 で なく 人間 だ。 自分 の 使命 は この 農場 を コミュニティ の みな が 集まれる 場所 に し て おく こと。 そして 一番 大事 なのは コミュニティ の 人 が 食べる 食べ物 を 生産 する こと

ハイライト(ピンク) - 有機認証 > 位置No. 607

Community Supported Agriculture)

ハイライト(ピンク) - 有機認証 > 位置No. 608

CS A は 地域 で 生産 さ れ た 有機農産物 を 地域 の 消費者 が 購入 する こと

ハイライト(ピンク) - 有機認証 > 位置No. 610

じつは この 運動 の 起源 は 日本 で、 日本 有機農業 研究会( 七 一年 結成) の 実践 から 学ん だ もの

ハイライト(ピンク) - 有機認証 > 位置No. 612

として、「 提携」 という 実践 が 生まれ て き た。 それ は、 七 八 年 に「 生産者 と 消費者 の 提携 方法」 として 公表 さ れ て いる。 この「 提携」 の 考え方 が

ハイライト(ピンク) - 有機認証 > 位置No. 627

地域 の 子供 たち や 農業 体験 を 希望 する すべて の 人 に 開放

終章 農法と未来

ハイライト(ピンク) - 位置No. 1671

労働 形態

ハイライト(ピンク) - 位置No. 1672

アメリカ でも バイタルズマン 有機 農場 の よう に、 雇用 を 入れ ず 農場 の オーナー 自身 が 労働力 の ほとんど を 担う よう な 経営 では、 生産 コスト や 収入 は 日本 の 農家 と ほとんど 変わら ない。 一方、 アースバウンドファーム の よう に、 ゼロ からの スタート で あっ ても、 中米 からの 季節労働 者 を 雇い 入れ、 面積 を どんどん 拡大 すれ ば、 また たくま に 億万長者 に なる こと も 可能 で ある。

ハイライト(ピンク) - 位置No. 1678

じつは 親 が 総 取り し て いる だけの 話

ハイライト(ピンク) - 位置No. 1688

先祖 の 代 から あたりまえ

ハイライト(ピンク) - 位置No. 1689

有機 質 の 肥効 が 出 にくい 生育 初期 には 効き やすい 化学肥料 を 使用 し て、 味 を 左右 する 生育 後半 は、 有機 の 肥料 成分 が ゆっくり 効く よう に 工夫 する。

ハイライト(ピンク) - 位置No. 1691

日本 の 農家 は、 職人気質 が 強く、 自分 が 栽培 し た 作物 に対する 誇り が 高い。 その ため、 慣行 栽培 の 農家 で あっ ても、 高価 な 有機 質 肥料 を 使う こと が ごく 普通 に 行わ れ て いる。

ハイライト(ピンク) - 位置No. 1699

は、 チェルノーゼム や パンパ 土 と ならん で、 世界 で もっとも 肥沃 な プレーリー 土 が 広がる、 世界一 の 穀倉地帯 だ。

ハイライト(ピンク) - 位置No. 1711

こんなに 条件 に めぐまれ た 北米 でも、 農業 を 職業 に 選ぶ 若者 は 少なく、 同級生 で 就農 し た のは 彼 一人 だけ

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