2021年1月7日木曜日

イノシシ対策

『最新の動物行動学に基づいた動物による農作物被害の総合対策』
は非常に参考になった。

・捕獲数と被害金額は相関関係にない
・捕獲が増えても被害金額は一定
・成功の定義は、農作物を守れたか? 捕獲数ではない
・動物の目線で対策を行う
・放置した残渣=餌付け
・策の外から食べれる農作物=餌付け
・目隠しにトウガラシなどを植えるべき
・竹マルチは有効

ヒューマンエラー
・動物の毛皮には、電柵や有刺鉄線は効かない
・動物の思考をシミュレーションする
・人間の気配が動物をあきらめさせる
・冬季の畑作がイノシシを繁殖させる


・高さよりくぐる対策
・エサが見えるとあきらめない
・イノシシはスキマをこじ開ける
・柵に奥行を出す
・敷地ギリギリに設置しない 人間の点検を残す
・コンクリート面に立つ位置だと電流は流れない
・鼻だけを狙う 20cm 40cm

捕獲しても被害は減らない
・どこか遠くの山のイノシシより畑に来る一頭を狙う
・うりぼうを捕まえると、年2度繁殖して元の木阿弥
・オスを捕まえるのが最も効率よい
・檻を学習させないためにはすぐ処分する
・群れが檻を学習する
・容易にえさを与えない空腹が、総数を抑える

結局のところ、人間界が豊かになった、おすそ分けが動物界にも行っているという話でした…

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