2020年10月21日水曜日

深耕すればするほど固くなるの真実

■今日は目からウロコでした…

私のいた農園では、高齢の農業者から、サラリーマンとして経営を引き継いだ2名の農業大学校卒業者とスタッフ2名の4名で菜園と田んぼを回していたんですが…今年はさんざんの出来。

何が悪かったのか…深耕です。頑張るぞーとなったためと思うのですが、田んぼなんて膝上に水が来るくらいな深耕具合…有機物も、もみ殻と嫌気性発酵した竹パウダーを使っていましたが…もみ殻は朽ちるプロセスで酸素を奪うそうですので、作物は空気が欲しくてアップアップになります。排水が悪く、粘土質の土壌で、今まで有機物しか入れていないので、微生物はいっぱいいると思いましたが…梅雨が長く、深く耕すことで、微生物を地中深くに入れて殺してしまい、結果、土壌を固くしてしまったために、排水は、かなり悪化してしまったので、ドブ臭がするようになっていました。私は8月で退職しましたが。

自然農では耕さないほうが土の物理属性が良くなると言います。草が耕してくれるというのは知っていましたが、有機物は発酵の過程で酸素を奪うとは…。表土から10cmくらいの土をとても大事にしていますが、なるほどと今日は合点がいきました。微生物は資材を入れたりして、どんなに頑張っても年1cmしか土壌を作れないので、20年の自然農の畑なら20cm。道理で私の畑の作物は出来がよくて、マキイのは悪いハズです。

耕さないですが、耕すとしたら?一回目は粗く、だそうです。何かを入れたら浅くが鉄則だそう。そうしないと作物が酸素飢餓になっちゃうのです。今日はすごく勉強になりました。

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