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・外来害虫の問題でも、防除は侵入を受けた地域の問題ではあるが、その侵入源は国外にある。
・理論と実践の乖離 ”農学栄えて、農業滅びる”-横井時敬 東京農業大学学長
・IPMは農耕地、IBM(保全生態学)は農耕地を含めた自然環境
・セイヨウオオマルハナバチの利用の問題では同床異夢の対立を起こしかねない。
・IPMは1980年代後半に定着 IBMは2014年に提唱されている概念
■人口増加
・米国ミネソタ大学チルマン博士
・2001年 サイエンス誌
・人口×消費/人 消費=一人当たりGDP
・農業を拡大できるのは今世紀の最初の50年のみ
・1995 McNeely 典型的な米国人食は平均2000km運ばれてくる。アフリカではほんの数百メートル。旬を食べる場合と比べ季節外れのものを輸入した場合94倍、国内産の施設栽培ものでは30倍のエネルギーを消費することになる。
・アジアの耕地面積は頭打ち
・緑の革命による多収性新品種は、地力低下のため、経営が成り立たず耕作放棄を生み出すばかりか、水面汚染などの計り知れない外部不経済をもたらす
・反収低下の原因は、藁の水田への投入、連作による土壌病害虫、洪水による土壌悪化
・ジャポニカ米は、国際市場の10%で輸入で確保できる分は150万トンと非常に少ない。
・アジアは、世界の中でもっとも害虫の種類が多い。米国にはアジアで大害虫と言われている、メイチュウ類、ウンカ類、ヨコバイが媒介するウイルス病も存在しない。
・主な稲作害虫 アジア28種、オーストラリア9種、アフリカ15種、アメリカ13種(Grist&Lever1969)
・病害虫による稲作への損失は計算が難しい。日本での稲作では、無防除の場合27%の減収と言われている。
・熱帯は冬がないため、害虫の年間世代数もはるかに多くなる。例:コナガ 日本では10世代、タイでは25世代。熱帯は農薬の散布回数も多くなる。
・農薬の依存は、リサージェンスをもたらす
・殺虫剤で500種、日本では50種、殺菌剤では150種、除草剤では、270種以上の雑草で農薬抵抗性が報告されている。
・トビイロウンカは日本では歴史上の大きな飢饉をたびたびもたらしている。1970年代初め、トビイロウンカが大発生、バングラデシュ、中国、インド、インドネシア、マレーシア、フィリピン、スリランカ、タイ、ソロモン諸島、南ベトナム、韓国、で次々と報告された。
・原因は、クモ、カスミカメムシ、ケシカタビロアメンボを殺した結果、天敵の抑止力からのがれたためのリサージェンス。
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