■ のらくら農園
農園経営について昨日は、のらくら農園の本を読んで、かなりショックを受けた。
例えるなら、トヨタ改善方式の農園経営、っていうのが、のらくら農園。日本人の勤勉さ&謙虚さ、マックスに発現しており、ベースとなる農業理論は、BLOFだった。小祝さんは、肥料を売らない肥料屋さんとして登場していた。
自然農は、施肥設計とは無縁だが…。以前、山梨にいるときに木村さんの勉強会に土を持って行った。
北杜市の人ばかりなのに、土は全然違った。圃場ごとに性質が違う。それは真実だ。
しかし、自然農は、耕さないことで、土壌成分の偏りを補正していく、ということになっているんだよなぁ…作れないものは、作らない方針というか…。
”作れないものは作らない方針”というのは、ある意味ものすごく殿様商売というか… ”ないなら食べない”というのと同義で、野菜以外に食べるものがある人の弁というか… だから、自然農の営農農家さんは、南国に結局流れてくるのかなぁと思ったりする… つまり、気候の有利がないと、土壌の豊かさが維持できないというか…
ので、例えば、北海道並みに寒くなる佐久では無理よねぇ…と言うことが自明の理というか… 大体、南国の九州でも、1月は特にすることがない…。
自然農で野菜を取り続けても、土壌が死滅していかない理由は、草だと思う。
野菜に栄養を与え続ける以上に、草の光合成を土に還して、草から土壌成分が還元されているだけだと思う。その還元、分解のスピードを速めるのが、米糠だと思う。発酵、は腐敗と同義だからだ。
しかし、南国では出来るけど、北国では、どうなのかなぁというのが私の疑問だったんだよなぁ… 分解スピード遅すぎるでしょう。
一応、明野で無農薬はやったことがあるけど、ほとんどビギナーズラックの慣行の畑の施肥が残っている状態だったし… 自然農って、北国でも可能なんだろうか?
農業経営的に見ると、自然農の優位性は、投資がゼロということに尽きる…。
最初に何かを入れないと野菜が作れないとなると、なんとしても、高い価格で野菜を売らないといけなくなって、追い詰められることになる… 赤字で野菜を売る羽目になったり、赤字が嫌で土に還す羽目になる…
その分、トレードオフで、出来る野菜を食べる、という作戦になってしまうんだが…。土は自然農ではブラックボックスのままだ。
分からないことを分からないまま、にしておくのは、神の領域を神の領域に置いておくという謙虚な姿勢でもあるし、ある意味の諦めや怠惰さであるともいえる…
■ のらくら農場、まとめ
法則というのをまとめられているので、私の方で適当に抜粋。
1)逆張り(できないと言われたらチャンス)
2)マーケットイン:プロダクトアウト=4:6
3)中量&多品種 いつどんな野菜をどれだけが狙える
4)冬は仕事を作る
5)暗黙知→形式知→集合知
6)栄養価を追求
7)土壌診断&生育診断
8)CHOが基本(BLOF)
9)作物を主語にする
10)科という先入観は外す
11)作業のスピードではなく、結果のスピード
12)1反3.5日
13)緻密な計画=思考の準備
14)怒鳴らない(精神的安全基地)
15)横に立つコミュニケーション
16)農地に個性的な名前を付ける
17)ジョブローテーションで共感できる経験を共有する
18)50:50の関係ではなく、60:60の関係
19)せめて〇〇出来るようになる
20)機能分散型マイクロ農協
法則というのをまとめられているので、私の方で適当に抜粋。
1)逆張り(できないと言われたらチャンス)
2)マーケットイン:プロダクトアウト=4:6
3)中量&多品種 いつどんな野菜をどれだけが狙える
4)冬は仕事を作る
5)暗黙知→形式知→集合知
6)栄養価を追求
7)土壌診断&生育診断
8)CHOが基本(BLOF)
9)作物を主語にする
10)科という先入観は外す
11)作業のスピードではなく、結果のスピード
12)1反3.5日
13)緻密な計画=思考の準備
14)怒鳴らない(精神的安全基地)
15)横に立つコミュニケーション
16)農地に個性的な名前を付ける
17)ジョブローテーションで共感できる経験を共有する
18)50:50の関係ではなく、60:60の関係
19)せめて〇〇出来るようになる
20)機能分散型マイクロ農協
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