2020年11月23日月曜日

グロマリン


アメリカの不耕起栽培
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一 九九 六 年( 平成 八 年)、 米国 農務 省 の サラ・ライト 博士 が グロ マリン という タンパク質 を 発見 し た。 この タンパク質
が 畑 を 耕さ なく とも( 不 耕 起)、 土壌 が 硬く なら ず 逆 に、 団粒構造 化 を 進め、 土壌 を 肥沃 化 さ せる 働き が ある と 指摘 し た ので ある。  
従来 の 耕 起 栽培 で 小麦 を つくる と、 耕す こと で 土 が さら さらに なり、 風 が 吹く と 土 が 風 に 飛ばさ れ、 雨 が 降れ ば 雨 に 流さ れる。 結局、 アメリカ の 耕 起 栽培 で 小麦 を つくれ ば 一 トン の 小麦 を つくる こと で 二 トン の 表土 が 失わ れ て しまう と いわ れ て い た。 だから できれ ば 耕 起し ない で 栽培 し たかっ た が、 グロマリン の 発見 が ある までは、 耕 起し ない と 土 が 硬く なり、 やがて 小麦 を 栽培 でき なく なる と 考え られ て い た ので ある。  
この グロ マリン という のは、 菌根菌 の 中 の 真菌 が 排泄 する 強 粘着性 の タンパク質 で ある。 菌根菌 は 菌根 を つくっ て 植物 と 共生 する 菌類 で あり、 真菌 は 根 圏 微生物 で 植物 の 生き た 根 に 寄生 し て 繁殖 する。
大澤 信一. プロフェッショナル農業人 (Kindle の位置No.797-804). . Kindle 版.
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http://www.japan-soil.net/report/h24tebiki_02.pdf


https://blog.canpan.info/seitaikeikyokai/archive/82#no82


日本生態系協会 会報「エコシステム」No.82

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