2021年4月12日月曜日

4月に入りました 桜が今年は早い 

 ■ 自然農の集合日でした。とてもいい日だった…。

那珂川でお米をしていて、去年少しお手伝いした亘君が、自然農仲間になって、とても、うれしい…。ただ、那珂川でやっていた方法が悪いわけではないので、自然農、だけが正解と思わないでほしいな、と思いました。

自然農、という農法は素晴らしい農法ですが、限界がないわけではないです…限界というのは、

1)前提が豊かな生態系がすでに築かれた農地を前提にしている

2)土地の生産力を自然界の摂理に任せている

の2点です。1)は、自然農はプラマイゼロ、の大地を前提にしているのですが…現代の農地、と言われる土地は、土地の有機物の収支としてはマイナスからのスタートなので、負債がある土地で収穫(ゲイン)があるはずがないので、いわゆる普通の農地では自然農はうまくできません…。当然です。

私が思うには、その当然の事態を根性、で超えることを期待されるため、なにか宗教的なところがある、と想像しています…つまり、神にでもすがらないと乗り越えられないのかな?と。

2)は終了の限界です。科学のことわり、として、自然農でも、当然、投入した以上の有機物以上の収穫はない訳なので…草を刈り過ぎれば収穫は減ります。手を入れた菜園より、放置して草ぼうぼうのところの方が、有機物のめぐり=生態系の循環が良好で、作物も結果として、良い、ということは起こりえます。逆に言えば、要れてないものはできない…ということなので、堆肥や肥料をいれない自然農では、

巡らせる技術

次第なことが良くあり、そこが難しさ、です。めぐらせる技術については、母なる自然界、よりも巧緻性があることはほとんどないのでは…?草を刈った私の畑の麦より、除草せず放置のおとなりさんのほうが成績上です…(><)

日本の伝統的なやり方での稲作は非常に合理的で自然農の稲作よりも実は合理的な面もあるかもしれないと思っています…。

自然農の稲作の欠点は、田植え、です。水を張らず、

いわゆる田植えみたいなスピード感で、苗を植えることができず、畑に植える野菜の苗を植えるみたいな感じでの田植えなので、えらい時間がかかります。とはいえ、1畝で30kgも取れることがあるので、生産の効率は大変良いですが…。

一端の田んぼを自然農の手法で田植えすると、普通の人は一か月くらい田植えに追われるかもしれません…

ただ、伝統的な手法で、5畝で30kgくらいしか取れなかった場合、1畝で同じ収量を目指せるなら、やってみる価値があるかもしれません。


さやいんげん、きぬさやの収穫  人参の収穫、アメリカフウロの収穫

ジャガイモ植え付け、

■次回

里芋、ショウガ、大豆、カボチャ、コットン、バジル、コリアンダー

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