2021年6月30日水曜日

~しない を ~する に言い換える

■木嶋利男さんの伝承農法の本

古い日本の伝承農法から、現代にも役立ちそうな知識を拾ってきたものですが…(『野菜作りの知恵と技』)。

自然農の方法論を作った、福岡正信さんや川口由一さんは、古い日本農業の伝統から、自然農を編み出したのだろうと思います。

自然農は、定義が、〇〇しない、という慣行農法のアンチテーゼっぽい定義になっているので、そこが慣行農法主体の現代農業との衝突の原因のような気がします。実際、自然農の仲間の中でも、排除があります。例えば、種おろしを播種と言っただけで反発するなど。自ら対立を生むようなことをしているのは、いただけない点ですね…。対立ではなく、相互に農の世界を理解し合う仲間であるという共通点に着目したいものです。

 ・耕さない

 ・草や虫を敵としない

 ・肥料を用いない

を言い換えて

 ・不耕起栽培を旨とし、土壌微生物との共存共栄の道を目指す

 ・草生栽培を目指す

 ・病害虫は生物多様性で対応する

 ・自然の養分を最大限に生かす

で、どうでしょう? これなら、受け入れやすいのでは?

自然暦

 梅開花&ウグイス初鳴き → 畑の準備

アブラナ科開花 桜開花 → ジャガイモ植え付け、春野菜種まき、春ニンジン

桜満開 → 春大根種まき サツマイモ布施込み

ヒガンサクラ開花 → ナスの種を蒔く

桜葉桜 → きゅうりの種撒き

藤の花開花&大麦出穂 → 夏野菜直播き 遅霜の心配がなくなる

藤満開 & 小麦出穂 → 夏野菜定植

かっこう初鳴き → 枝豆種まき

アジサイ開花 → 夏野菜収穫

アブラゼミ、ヒグラシ初鳴き → 夏ニンジン種まき

やまはぎ開花 → 白菜の種撒き

ススキ開花 → 秋冬野菜の種撒き

ヨメナ満開 →ホウレンソウ遅まき 菜種たねまき

イチョウ紅葉&カエデ紅葉 →小麦の種撒き、秋冬野菜の収穫

2021年6月29日火曜日

栽培メモ 

1)多粒蒔き

オクラ 6粒 60cm間隔

枝豆 3粒 2本立て 摘心、土寄せ 

トウモロコシ 3粒 1本立て

2)ずらし撒き 通常型と越冬型 越冬型がおいしい 短日条件

ニンジン 春蒔き、初夏まき、夏まき 秋まき 9か月蒔ける 120日かかる

ホウレンソウ 9月10日を境に越冬型

3)逆さ植え

ジャガイモ。秋植えは早めに彫り上げる。春植えは遅取りで長期保存する

4)冷湿処理

ナス科 野菜室へ

5)アブラナ科は残渣を細かく切ってすき込むべし

■ 

・秋の一日は春の一週間

・彼岸で作り方を変える 9月20~26

・彼岸以降は、キャベツ、ブロッコリー、白菜は 根切り植え。

・ソルゴーを植えるとニンジンが元肥なしで育てられる

■ 人参

・連作する

・穴をあけておく

■ 玉ねぎ

・連作する

■ 病気の出た作物=すき込み=分解され、病原菌に強い土壌になる

■ 敷き草

藁=ケイ素。

■ 混植

里芋&大根

8月 里芋の日陰に大根を蒔く 40~50cm 離す

大根と人参

ニンジンを7月中旬までに蒔き、遅れて、8月に上旬に大根を蒔く

■ 玉レタス

7-8月植え付け 

葉ネギ カラカラ植え

■ 交互栽培

エンドウの跡=ナス 

■大根

子葉はハート形を残す

本葉3枚

最期は本葉7-8枚

■ 里芋は麦の間に早植えする

■ ブロッコリー、キャベツの根は、倒して葉をとり、苗とする

■ ごぼうのタコ足

ゴボウは多年草  成長点を土に残して収穫する。


 


全国農地ナビ

 https://www.alis-ac.jp/FarmInformation

6月のまとめ

6月のまとめ

5日 ウミカエルマルシェ×荒れ地畑 種おろし
8日 春菊、ニンニク
11日 春作最後の収穫、ジャガイモの花咲く
13日 稲苗床上出来、畔塗り講習会
15日 人参収穫
20日 集合日 ニジュウヤホシ、ナガメ
22日23日 田植え
26日 畝上げ
30日予定 続き 畝整地

6月はおおよそ10日の出動でした。山と農業を組み合わせるというのは、まだ達成できていませんが、なかなか充実した6月。なんと言っても、田植えの前後で季節の暦は一気に夏へ。

登山は、ギリギリ3山行。
アウトドア活動が月10日だと、年間では120日になり、大体満足できるレベルです。田舎で家が近ければ、もっと満足しそうです。

今月の農的な学びは、やはり

・品種 古い品種ほど病害虫に強い レッドムーンは虫害がスゴイ
・6月までアブラナ科を引っ張るとナガメがスゴイ
・エンドウは早めに倒し、ソラマメは立ち枯れOK

ということ。自分なりの輪作の体系を今作っている感じだ。畑はほとんど実験場。
明日は雨の前の日なので、畝立てと畔豆、今蒔けるものを蒔く日、としたい。

他の課題としては
・より安価に畑に行きたい 車を買い替えを検討
・車に乗っている間に、オーディオブックを聞くのは有効かもしれない
・体力低下が著しいので食い止め

対策としては、

・夏本番の7月は水泳を再開すべきかも

現在進行している良い習慣は

・早起き 5時前に目覚めるのを何とかしたい気もするが…
・発酵食 なんか醤油床にハマり中 かなりうまい

去年との差が大きい。やはり、お金をもらって農園で働いても、思想が確立していないところに行っては、何の勉強にもならないのだということが分かった…。 これまでの戦略としては、お金をもらって勉強するということだったが。これだと方法論として欠落があるなと。成功者から学ばないと学んだことにならない。

生活面で改善取り組みは、ホントはカフェイン断ちだったのだが、早速、今日挫折してしまった…。エライ頭痛がするのだが…。低気圧接近によるものなのかなぁ…

2021年6月27日日曜日

6月第4週=田植え

■6月第4週のまとめ

6月第4週と言えば、

田植えシーズン

ということで、田植えで始まった今週。自分の田は規模的に一日レベルだった。

来年への稲作Hackとしては、苗床の土を水が入る前に埋めておくこと…水を含んだ土は重く、田植えそのものよりも整地にくたびれた。

普通の代掻きする田植えもできたほうがいいのだろうなぁと思わないでもない… のが正直なところだ。代掻きの有無以外は、腐食の層も、苗のサイズも苗の植え方もあまり変わりがないからだ。

一畝は一日でできるので、これを毎日やれば…7日で一週間で一年分…7か月分くらいの米がとれるのではないかと…目星がついた。

畑の方は春の収穫が終わり、初夏のジャガイモが終わり、次の作付けや次の作物が実るまでは、また少しすることがない時期に突入。ジャガイモでは、品種による虫の差を学習。あとは土寄せの重要さを学んだ。

来年は、ジャガイモはある程度まとまった場所で、種取のアブラナ科の作物とは離して植えないと、菜亀とニジュウヤホシテントウのダブルパンチになったら、さすがのジャガイモも苦戦するようだ。麦との混植は日陰化するので今一つおススメできない。ジャガイモは特に地温が欲しいものみたいだ。

よくできたエンドウだが長々と倒さずに枯らしていたら、蜂が巣を作ってしまった。ので、エンドウは早めに倒してしまって良いらしい。一方ソラマメは、木質化するまで放置で良いらしい。

アブラナ科を夏まで生かしておくのは、菜亀の面でおススメできないと理解。夏のキャベツは虫食いがあるものを買うべし、と理解‥‥以前明野で、キャベツは作れなかったが、そうだろうとも、と言う感じ。

セロリは匂いがある作物なので楽にできた。ジャガイモセロリを混植すると良いのかな? 

麦は温かい九州では1月定植、6月収穫で良く、イタリアンライグラスの競合になるので、イタリアンライグラスの草生栽培の場所では適さない。来年は、そこには玉ねぎを置き、麦は湿地の方で育てて、排水性を向上させるのが良いように思う。スペルト小麦は強くて倒伏しないので、スペルト小麦と小麦、六条大麦の並びを考えてみるのは良いように思う。いずれにせよ、イタリアンは不適。

春菊はたやすい。収穫期も長い。

ニンニクはほとんど放任できるので、イタリアンの間に植えてもいいかもしれない。あまり草を気にしているような気がしない。葉っぱがもともと、細長いからかな?

6月まきのニンジンは上級者向け。大根は葉大根。

きちんとした大根の収穫をまだ経験していないので、是非とも大根をしないといけないな。夏の大根は小ぶりなものが上もの。冬大根とは意味が違う。

プラントベースホールフード(PBWF)のガイドを発見し、やはり、乳製品と肉食を辞めたことは正解だなぁと思う。完全ビーガンになるのは、日本古来の出し類も否定することになるので、あくまで菜食をベースに、現代日本に適した、自給自足ベースの菜食の在り方を見出していきたい。魚がないと菜食だけで献立を組むのは非現実的と思われる。海が近いからだ。

今日はスモークサーモンと季節の野菜の玉ねぎを合わせて、ロックス風に和の食財を転用してみたが…なかなかおいしくあっという間に平らげた。素材は和。レシピは洋というのが強みかも?

ただフムスはどうも、大豆ではできないみたいなんだよなぁ…ひよこ豆は自給が難しいようだ。いっぱいあるので、また蒔いてみるかね…

7,8月蒔けるものとして、雑穀は有力…

水田の畔豆をまいていないので蒔かなくては…。ヒマワリと麦による、根による田畑の排水性回復は、意外に難航中。ヒマワリを食べているのは誰なのでしょう…?あんなにたくさん埋め込んだのに全然出てこないです…

色々試行錯誤はしているが、これこそが、自転車に乗りこなせるようになるまでの、試行錯誤段階であり、正しいプロセスにいるような気がする…

麦の脱穀、手作りの豆乳とオカラ、発酵食品への傾倒は、正しい方向性のような気がする。あ、あと甘夏の再評価もあった。

野草の活用術の方は順調。

あとは、稲藁の活用とか、出来た生産物を干して加工品にして年間を通して食すということができれば…。タケノコ、せっかく大量に取れても、塩漬けにして食べないで終わってしまう…

調味料の手作りはとりあえず順調カモ…? 酢は手作り未体験だが…。果汁で九州なら済んでしまう土地柄かもしれない。

最近、自然農の農業者と一目で相手に理解されるようなファッションをしたいと思いだしたが…なかなか厳しそう…あまりポエティックな人と思われても…社会性に疑念を持たれそうで困るしなぁ。

まぁ、ボロルックが無難なので、クライミングのお古の服を着ているのでちょうどよいか‥‥パタゴニアロゴはむしろ自然農においてはマイナスイメージと思われる(笑)。

光を求めて苦悩していたジャガイモ


ライムギとエンドウ豆の混植を試している横に、小麦を植え、その下にジャガイモを植えていたのですが…あっという間に夏草のミゾソバが繁茂し、光を求めてジャガイモ君が、苦悩した後がミゾソバを買ったら見えました。らせん状に回旋しつつ、光を探り当てている様子が分かった…

人の人生も、こんなものかもしれません。たまたま生まれ落ちたところが直射日光が当たる場で、たまたま光が好きな植物なら、万々歳だけど…日影が好きなのに日向に生まれたら、大変だし… とはいえ、日影が好きと言っても、ある程度の日光は必要だし…

ジャガイモは、高い地温が好きなのに、麦の日陰に植えられてしまったら、こうなるんだ~という実験&理解になりました。

今日はすっかり刈って、畝上げついでに土寄せされ、ジャガイモ君の苦労を報いてきました(笑)

ジャガイモ君、後はこの世の春を謳歌してください(笑)

2021年6月22日火曜日

反収10俵って最近の話らしい

 反収10俵って最近の話らしい。1俵=60kg 10a=1反

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日本の稲作

10a 当たりの収量は奈良時代はおよそ 100kg 程度。その後、鎌倉時代に 150kg を越えるようになり、約 200kg になったのは江戸時代になってから。

明治初期(1880 年代)は江戸時代と同じ 200kg 程度で、大正時代半ば(1915 年)までの 30 年間で 40%程度増加して 280kg に。

この後、昭和 30 年(1955 年)頃まで伸びがやや鈍ったが、その後の 23 年間で 330kg 程度から現在の水準と同じほぼ 500kg(昭和 53 年:1978 年)にまで約 50%増加。

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信州大学の授業レポより

読み替え…

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奈良時代: 1反あたり、1.5~2俵。

江戸時代: 3~

明治:3

大正:4.6~

昭和30年代以降:5.6~8.3

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昭和30年代以前は有機農法だったと思うので、反収5俵行けば、十分の収量なのですね~

2021年6月16日水曜日

荒れ地畑 Before&Now

 



農産物検査法施行規則に関わるパブリックコメント 印鑰 智哉さんからコピペ

以下コピペ

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 印鑰 智哉

6月14日 10:52  · 

農産物検査法施行規則に関わるパブリックコメントはわずか期間が2週間、22日には締め切りになってしまうので、この問題を再びまとめます。長くなりますので、何回かに分けて書きます。

 農産物検査は多くの人になじみがないことでしょう。農家や消費者にとってもやっかいなものなので、農産物検査の規制緩和は歓迎だ、と思われるかもしれません。でも、この規制緩和には、極言すれば、日本のお米がなくなる、というほど大きな問題を引き起こしかねない問題があります。

 雑穀で起きたことが参考になると思います。

 近年、雑穀はブームとなり、雑穀を買う消費者が急増しました。特にアトピーのお子さんを持つ親たちが雑穀を食べさせたのだけど、結果が芳しくない。疑問に思った人たちがその雑穀を調べると、ポストハーベスト農薬が高濃度で検出されたのです。国産と書いてあったにも関わらず、その中身はほとんど輸入品でした。実際には雑穀は飼料用に輸入されており、飼料用ということで高濃度の農薬が使われていた、それが雑穀ブームに乗って、飼料用を食用に転用してしまい、自然食品店などで販売されていたことがあったとのことです。しかも、ほとんどが輸入の雑穀であるのに、国産と表示されていたのです。

 岩手県では雑穀生産が盛んで有機雑穀が作られているのですが、その岩手産の雑穀を少し混ぜるだけで、ほとんど輸入雑穀であるのに国産と表示できてしまう。これでは岩手県の農家はまったく利益にならないばかりか評判を落とされてしまうことになる。

 ここで岩手県の非営利団体ASACは岩手県で生産される有機の雑穀をしっかり流通できるように、岩手県や東京都などに働きかけ、東京都は1997年に有機農業流通協定を岩手県と結び、質のいい有機雑穀が流通できるようになりました。しかし、この自治体間のいい取り組みは、後に国に潰されてしまいます。

 その背景には輸入雑穀を売りさばきたい大手の総合商社と日本に輸出を増やしたい米国政府の存在もあったことでしょう。それには国内で行われる農産物検査が邪魔になるわけです。その圧力で、雑穀は農産物検査の対象から2000年に外されてしまいました。

 それまではアワやヒエでも品種銘柄が存在していました。以前は200種以上存在していたそうです。しかし、検査がなくなった後は一般の流通では品種銘柄は検査しないので表示ができない。つまりアワであればなんでもアワという状態になってしまい、国産の特定の品種のアワでも米国や中国で取られたアワでも同じにされてしまいます。その結果、値段の安い海外産に打ちのめされることになってしまい、一般流通の雑穀ではもはや品種は何もわからない状態になったとのことでした。

 そして、国内の雑穀生産は年々、厳しい状態にぶつかり減ってゆきます。200種以上存在した雑穀の品種は70品種くらいに落ち込み、年々、日本の農場からはさらに失われていく状態になっています。

 つまり、農産物検査は品種の独自性を証明することで、その品種の生産、そして品種の多様性を守る意義があったということだと思います。

 農産物検査は農家の方にとっては面倒なもの、消費者運動やっている人たちからは検査によって等級つけられることでネオニコチノイド系農薬の使用が増加することにつながるもの、ということでどちらもやっかいなものという印象があるかもしれません。

 当然、古い制度なので改革は避けられません。等級制度は廃止すべきでしょう。しかし、農産物検査の規制緩和の本質はこれまで存在してきた品種の独自性を消し去ることです。つまり、グローバルな品種であろうと「ゲノム編集」品種であろうと、なんでも同じにしてしまおうということにつながります。

 品種などなんでもいいと、なんでも同じにされてしまえば、結局、大規模でやっている海外産に潰されてしまい、その結果、日本国内の生産は根こそぎにされてしまう危険があります。その品種の独自性を評価することなしに、地域の農業の生き残りは困難でしょう。

 雑穀は農産物検査から外されることで、国内生産がより危機的な状況に追い込まれ、輸入品に市場を席巻される事態となりました。今、日本の農業の最後の砦といわれるお米でそれが起きようとしているということなのです。今回の改正ではお米が検査から外されるということではありませんが、これまで指定の検査機関で検査しなければならなかったものが自主検査でOKとなり、さらに検査する品種も減らすことが明言されており、今後、この検査がどんどん骨抜きになる可能性が大です。

 農産物検査の規制緩和と「ゲノム編集」の登場で、日本における食の安全は内堀も外堀も埋められることになってしまいます。このままではまったく多国籍企業が自由に振る舞える状況が生み出されることでしょう。

 この規制緩和は例によってTPPで生まれた規制改革推進会議によって提案され、そのまま安倍前内閣が閣議決定したものです。この間、種子法廃止をはじめとする問題ある規制緩和はこの会議が実質的に決めてしまっています。

 その問題ある規制緩和を法律改正を要しないということで今回は国会審議もかけずに農水省内の内部検討会だけで、決めてしまい、わずか2週間のパブリックコメントで意見は聞いた、ということで実施してしまおうということです。

 種子法廃止、農業競争力強化支援法、種苗法改正と続いた一連の「改革」の仕上げとも言えるのがこの農産物検査法施行規則の改正ではないでしょうか?

 この事態にどう対抗していくか、早急に考える必要があります。まずはこの改正が問題であることを一人でも多くの人に伝え、コメントを一つでも多く出すことが大事だと思います。

パブリックコメント:

農産物検査法施行規則の一部改正案及び農産物検査法施行規則の規定に基づき標準抽出方法を定める件の一部改正案についての意見・情報の募集について

https://public-comment.e-gov.go.jp/servlet/Public...

写真はWikipediaより

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AF

2021年6月15日火曜日

見やすい雑草辞典

 https://funakoshiya.net/weeds/trees.htm

ジャガイモの後作は大根

 


6/15 松国の作業 ジャガイモ収穫期、田植え前、草刈り期

■ ニンニク 畳一畳で25個

今日は午後が雨予報なので、種撒きのチャンスと思い、色々と蒔くために出かけた。

ら、ベテランの方にあった。ニンニクの花が咲いているところ。放任栽培で、25個ほどのニンニクが畳一枚ほどの土地から取れていた。ニンニクは栽培期間が長いんだよな。ただ前にいたマキイ農園でのさび病が出たニンニク畑を見ているので、上等のニンニクで感動。次期作でどうするかなぁ。

■ 畝の使い方

北の畑にグランドデザイン的に杭を打った。畝を東西に使っていたので、南北に使う作戦に変更の予定。南に低いもの北に高いものを入れてみようかなと。

■ 菜亀

大根とスティックセニョールの種にたくさんカメムシが来ていた。帰りに、JAに立ち寄って、菜亀というカメムシと判明。

■ 除草

荒れ地畑のほうは、遠慮気味に刈っていた草をしっかり目に刈ってきた。カラムシもヨモギも取り尽すかもしれないと思っていたが、その心配はなさそう。逆に植えたものがだいぶいなくなっているのも分かったので、手をもっと貸して良いみたいだ。貸し加減が難しい…。 

■今日の播種

:コーン、ヒマワリ、シソ、二十日大根、ニンジン、茶豆。ネギ移植、ズッキーニ移植。

■北の田の水草

北の田で、水草が繁殖してから除草すると大変なので、今のうちに入ろうかなと思って、少し土を返してみたが…うーん。今のうちに除草しても後で繁茂してから、除草しても同じような気がしたので、雨も降ってきたので、あきらめてしまった。

今年の田んぼの除草は、去年の4倍の作業量だな~。植えるのも大変だが、除草がかなり大変。手が抜けない部分。

■ 北の畑の作物の数

を数えてみた。

ミニトマト 7株

春菊 種取 3株

紫蘇 2株

里芋 7株

ジャガイモ7株

スティックセニョール1 種取

コリアンダー1 種取

エンドウ 終盤1

地ばいキュウリ 1

セロリ1

ナス1

ポップコーン3 

ニンジン 種取 

春蒔きニンジン 2

ニンニク1

ショウガ1

他にもつるむらさきやら、レタスやら、あちらこちらに散らしているが、存在感、限りなく小さい。

去年ホーリーバジルをしたのに、こぼれ種のホーリーバジルもいない。また少し苗を作ろうかね。これは植わっているだけで、香りがよく癒されるので。

■ 季節のサイン

ヒメジョオン 最盛期

じんちょうげ始まる

バッタ 飛来

菜亀 繁栄

びわ 終わる

甘夏 終わる

すいか 走り

キュウリ 露地、走り





2021年6月12日土曜日

敷草の研究

 敷草の研究

カラムシの敷き草は嫌なにおいを出して虫をはねつけ、結果がよかったので、干したセイタカアワダチソウでも試してみましたが、分解が早すぎてダメでした…。

虫一杯。今度は、アブラナ科の種取後の殻です。これは分解、遅そうかなって。セルロース系なので…しかし、虫が一杯になってしまったので、夏ミカンの皮。

ミカンの皮ってホント分解遅いですよね… 夏は分解が非常に速いので敷き草の選択は冬より難しい気がします…。

去年、菌ちゃん農法でベランダで生ごみを堆肥化してみたのですが、あっという間だったのを思い出しました…



敷き草の質と植生

スギナを敷き草に使ったセルトレイでの播種は、去年とても良い成果を上げました。

それで今年、大根の葉でもやってみたのですが、ダメ。保湿しすぎです。

自然農では亡骸の層と言って体積した植物の死骸が土を作るので、そのまま積み上げていくように言われますが…亡骸の層=敷き草。となると、敷き草にも色々と種類があると思われます。

耕す畑では出てくる雑草はかなり偏っています。植物の根はアレロパシーを出している場合もあり、単相化します。アレロパシーを出している作物では、ソラマメ、ジャガイモ。雑草はセイタカアワダチソウ。つまり単作が向くということです。

混植による利点は、亡骸の層の質が偏らないということもあるかもしれません。

亡骸の層の効能を考えてみると

1)草マルチ 表土の流出を抑える
2)保湿   乾燥防止
3)置き肥 徐々に分解
4)防除 特殊成分 アメリカフウロとトマト

があると思います。

亡骸の成分を想定することでも、適切な混植や後作が見えてくるような気がします。
大根の葉はマルチとしてみると、とても保湿力が強いので、乾燥を嫌うもののマルチに使ってみようと思います。

一生を全うさせる意味

 一生を全うさせる意味

は、根で土を耕す、なんだな~と納得しました。

連投スミマセン。

秋作の大根、春にトウがたって種になりそうだったので、そのうち二つ、家のベランダに連れて帰り、経過を見守っていました。

ベランダではアブラムシが大発生し種取には至らなかったですが…先ほど根っこを試しに抜いてみたら、こんな風に骨粗しょう症状態でスカスカでした。大根ほどの根でも、しっかり土を耕してくれているんだなぁと。

一生を全うさせるように自然農では言われるのですが、自分が食べるのもしたいし…。

大根の根がこうなることは、予想通りでしたが、しっかり観察できてよかったです(^^)。腑に落ちた。


カラムシとヨモギの活用法

■カラムシとヨモギ

草の活用法。カラムシをグリーンジュースにして毎朝飲んでいますが飲みやすいです。カラムシは別名苧麻、イラクサです。

カラムシは、昔、糸にするために導入されたもののようで、カラムシ織という福井の伝統工芸品の原料でした。

https://motokurashi.com/feature_related/fukushima-showamura

私も糸を取ってみましたが、普通にトマトやナスを結ぶ糸として使えます。

http://otonasuhada.jp/essay/deco/2016/06/post-37.html...

葉はジュースにして、絞ったかすはパンケーキに入れていますがおいしいです。茎は紐に。

ヨモギですが、生葉を食べる以外では、乾燥して粉にするともぐさがもれなく取れます。もぐさとしてお灸するときは、下に薄切りのショウガを敷くと良いようです。乾燥ヨモギを燃やすと蚊取り線香代わりになります。

また生葉はヨモギオイルというのにできますが、それを応用してギーを作るとき、ヨモギと煮込んでみたのですが…これが大変おいしく…おススメです。ギーは不純物の無いバターで、バターを低温で加熱し、浮いてくるカスをろ過したものです。ヨモギのグリーンギーはおススメです。普通にヨモギオイルにしたものは虫さされなどに良いそうです。

写真はカラムシ&ヨモギの食物繊維入りパンケーキとグリーンギーです。



2021年6月8日火曜日

6月8日松国の作業

なんか今日は暑かった。大玉トマトの植え付け。エンドウ豆の始末。

疑問がある。エンドウ豆やソラマメ、最後まで看取るとすると…支柱などは立てっぱなしなんだろうか?私は早々とそら豆の青い茎も倒してしまったが…蟻がいっぱい来て、分解大作戦になってしまったので…もしかして良くなかったのかなぁと。

畝と同じで、支柱も一度立てたら延々と使いまわす系?

今日は大玉トマトを実験で、2株植えてみた。トマトは青枯れすると聞いているし、どうも大玉は難しいので、期待はしていないが。

あとはカモミールとレタスの貰った苗。レタスも時期が悪いと思う。

今日は晴れであまりに大地が乾いていたので、イマイチ作業には向かない日と理解し、すぐに帰ってきた。ヨモギを取って、ヨモギオイルを作成中。

しかし、ヨモギやドクダミ、カラムシは終わりそう…夏の草で、薬草使いできるもの、他にあるのかなぁ… それとも取り過ぎなのかなぁ。あんまり勢いがない。

草と言えば、漢方。去年は夏にぐったりしていたのを水泳で克服したんだったなぁ…今年はまだ大丈夫だけど…  ぐったり、が来る前に対策法を考えておきたいものだ。

2021年6月7日月曜日

協生農業のまとめ

 ・作物ごとの生産量は、畝の地表で栽培する葉野菜が最も高く、白菜など栽培期間に比して面積を多くとるものは相対的に低くなる傾向がある

・麦や米などの穀物や果樹は収穫時期が決まっており、単種で慣行農 法レベルの生産量は不可能だが

・混生状態でマルチとして用いる事で、肥料で肥大させない正常な植物組 織の穀物は栽培可能である。 

・協生農法の日本における生産性は、現時点では伊勢農園において4年間(2010-2014年)に出荷された野 菜類について、一反あたりの収益/維持コスト比で慣行農法の約5倍の実績がある。

・草の管理は、草の種 毎の適性に応じて行うが、基本事項として、多年草は除去し一年草は残す。

・葉、茎、新芽、つぼみ、花、果実、種、根 など、植物 の部位別に活用する。

・活用法も、生食、乾燥してお茶にする、 漬物などの保存食、スパイスなど、食品としてのバリエーショ ンをつける他に、種苗として販売したり、染料や生活資材とし て商品化

・白菜の苗を植え、両脇に大根の種をスジ蒔きするこ とで密生させた

・畝を東西方向に作れば、畝の南側斜面は日向を好む野菜、北側斜面は日陰を好む野菜にするなど、作り分 けが可能

・ミントの密生地帯にフェイジョア、タラノキ。

・夏野菜の種や、アブラナ科大型野菜の種は一 袋の粒数は少なく、単独では野菜マルチ形成 も不可能。

植生交代の利用:例えば、一つの作物種(マ メ)が収穫後枯れる事で、下から出て来る別 の種(ジャガイモ)のマルチになる。 

・作物の育ちやすい環境が出来るまでは、キク科野菜やハーブ類など過酷な環境にも適応でき、かつ虫にも 強い種から始めると初期にも生産性が確保できる。

・キク科野菜:レタス、サラダ菜、サンチュ、 シュンギク、ゴボウ、チコリ、キクイモなど

 ・ニラ、イタリアンパセリ、アスパラガス などの多年草野菜を初期から入れておくことも、中長期的な草管 理を軽減し、収量に貢献する。 

・発芽状態及び収穫に応じて適宜追い蒔き、苗の定植、農園内での苗の移植をする。 

■ 植生戦略

植生戦略立案の原則として、生産企図量に応じて、生産作物、生産面積、必要な種と苗の量 を予め決めて おき、「種と苗の量が足りなかった」という失敗をゼロにすること が重要である。 

・種と苗の量が足りているなら、うまく行かなかっ た場合の原因は、

 植生戦略(植生の配置、遷移の時期)、管理方法、 気候条件 のいずれか

に帰着することになり、建設的な反省と新た な戦略構築が行える。

・各月ごとに、何を主力作物として確実に生産したいかを決める。

・グループA:主力作物のうち植える場所を決めて管理 する必要があり 、確実な収量が期待できるものをグループA、

・グループB:・主力作物にするにはまだ実験不足で収量が期待できないが、 植える場所を決めて管理する必要があるものをグループBとする。

・グループc:下草野菜として適当にばらまいておいてよく 定量的に管理しないものをグループCとする。

・グループD:その他、単発で実験しているものや特 殊例外なものをグループDとする。

 ■例

グループAの例:

 トマト(収量が確実な夏野菜)、

キュウリ、

ジャガイモ、

スナップエンドウ(収量が確実な豆系)、

オク ラ、

シソ(収量が確実な葉もので背の高いもの)、

ニラ(収量が安定な多年草)、

ワケギ(本来は秋冬も のだが、春夏も収穫可能)、

ネギ、ゴボウ、パセリ、

イタリアンパセリ(冬期に収量が確実)、

シマラッ キョウ(通年収穫が可能)、

ヤマウド(春~初夏にかけて新芽を間引くほど収量が増える)、

モロヘイヤ (夏場の草に負けず秋まで収穫可能)、

エンツァイ 


■:グループBの例:

 ナス(収量が確実でない夏野菜)、

ゴーヤ、

サトイモ、

サツマイモ、

ピーマン、

シシトウ、

トウガラシ、 

ズッキーニ、

カボチャ、

マクワウリ、

スイカ、

ダイズ(

枝豆として出荷)、

アズキ、

ササゲ、

ラッカセイ (地表を覆うが強い草には負ける) 


グループCの例: 

ニンジン、

カブ、

ラディッシュ、

レタス類、

コマツナ、

ミズナ、

ミブナ、

チンゲンサイ 


グループDの例:

 コリアンダー(臭いが独特で大量に作っても売り切れない)、

サフラン、

アスパラガス、

ルッコラ、

ハー ブ類


■ 密植

・植生密度を多様化することでリスク分散する。

・例えばオクラは密生して植えれば台風な どの強風にも強いが、オクラが枯れる11月の時期に入れ替わりで 定植できるものが少ないため、次の植生につなぎにくい。

・オクラの 密度を低くすれば、間にレタスなどの苗を小さくとも定植しておき、 

オクラが枯れる時期に植生交代を狙える

・根菜はライン状に配列して他の草の侵入を ブロック

・収穫時に土を掘り起こすこ とを見越して他の苗を植える

・撹乱された 後に発芽しやすいレタスやコマツナの種を まくなど、グループ間の特性を生かしてつな げる戦略がある。

■ 

グループ I: 種をまくことで混生密生させ、早くからの間引き収穫が見込める野菜 

レタス、コマツナ、ハツカダイコン、ルッコラなど一年性の葉野菜中心 

グループ J: ある程度まとめて植えることで、継続的に生産できる環境が構築されていく野菜 キャベツ、ブロッコリー、ハクサイ、カリフラワーなどアブラナ科野菜 インゲンマメ、ダイズ(枝豆)、ラッカセイなどマメ科野菜、パセリ、イタリアンパセリなどセリ科野菜(多年草) 

グループ K: 隙間に植えたり、他の作物が育ちにくい場所に植えて収量を底上げする根菜 ニンジン、ダイコン、ゴボウ、シマラッキョウ、ネギ、ジャガイモ、 サトイモなど 

グループ L: 少量あると便利だが、優占しすぎないように管理が必要なもの 

ハーブ類、ニンニク、ミョウガ、ヤマウド、アシタバ、アスパラガ ス、フキ、イチゴ、サンショウ、花卉類など

■ 草管理

① 一斉草刈り:草が優勢してしまい、野菜を保護するよりも一旦植生を全て刈り取ってリセットした方が 良い場合、地面の高さで一斉草刈りを行う。その後の種まき戦略に応じて、地面の高さすれすれで刈る、 数センチ残す、10 センチ残すなどバリエーションがあり得る。

 ② 野菜丈の草刈り:野菜と草が競合して草の方が高く伸びてきた場合、野菜の丈で草を刈り取ると、草の みにダメージを与え野菜を優勢させやすい。

 ③ 大きな草の撤去:多年草の群落や大きくなりすぎる一年草の株など、目立って強く占拠している草はピ ンポイントで刈る・抜く。 

■ 野生化

・ニラ、ルッコラ、シマラッキョウ、ミニトマ トなどは雑草並みの強さで野生化する。

・スイ カやカボチャは生果から種をとっておいて 蒔くと良い。

・キュウリはゴールデンウィーク より遅く、五月末から六月に木のそばに植え ると、木に絡んでよく育つ。

・トマトは慣行農 地にこぼれ種で出てくる細い苗も引き抜い て移植でき、地這えで夏から冬までブッシュ にできる。

■デッドライン

・3月:春の種まきのタイムリミット。

・4月からは草の勢いが増す ので、発芽しても草に負けるので種でなく苗に切り替える。 

・ 5月初旬(ゴールデンウィーク):夏の実野菜の苗がホームセ ンターなどに出揃う。しかし夏野菜の苗はより遅くに定植した方 が定着・成長が良いので、あくまで流通上のデッドライン。 

・8月第一週:夏の草刈り、根菜系の種まき、秋冬野菜の苗作りの 開始。 

・9月第一週:秋始めの草刈り、秋冬葉野菜種まき、冬野菜苗作りの開始。 

・9月10日:秋の葉野菜の種まきのタイムリミット。 

・ 9月15日:秋野菜苗の生育良否の判断期限。生育が悪ければ、種苗屋やホームセンターなどで苗を入手 する準備をする。

 ・9月30日:秋野菜の苗の植え付けを完全に終了する。 

・10月:発芽定着状況を見て、冬野菜の種まきを始める。 

・10月中旬:冬野菜の苗の定植を終える。成長が見込めるのは11月まで。

・ 翌1月:農園の土木工事、防風柵の設置、竹林の伐採、果樹の剪定・移植、多年草の苗の定植 などは一 月中に行うと2月以降の種まき収穫管理がスムーズ。

・8月9月は、本州(関東̶近畿地方を基準とする)での協生農法において最大の勝負所。

・協生農法は物量で なく情報で生態系をコントロールするため、先手を取るタイミングが何よりも重要。

・機を逃すと労力がか かるばかりでなく、春までの収量に1年規模で影響する。

・ ある戦略が当たらなくても次の戦略に切り替えられるように、4重、5重に先を読んで事前に計画し、作業 自体はなるべく軽く短時間で終わらせるのが本義である。

■ 草

(1) できるだけ草を茂らせる 草の根で土壌構造を形成するため、できるだけ一年草を茂らせる必要がある。そのためには草刈りは遅 い方が良い事になる。

 (2) できるだけ種を早く発芽させる 協生農法では、苗の定植後に水が必要な場合以外は水や肥料を与えないので、成長が遅く、霜が降りて 成長が止まる11月半ばまでに混生密生で収穫できる大きさにする必要がある。そのため、通常の蒔き 時よりも2-3週間早く種まきをする必要がある。

・早く種を蒔く必要があるため、あまり遅くまで草刈り しないでいる訳には行かない。

 (3) できるだけ刈った草を分解させる 草刈りした後の草は、8月中で雨が降ればすぐに分解され、9月頭には天然の腐葉土になる。収量を上 げるために草の分解は野菜が出来る場所でさせた方がよい。

しかし、(1)と(2)を優先し、草が分解される 前に8月中に蒔いた種が発芽させるには、刈り草が邪魔になるので通路にどける必要がある。

9月頭に 種を蒔く場合には刈り草を畝に放置しても分解が間に合う可能性がある。

・ 7月終わりから8月にかけて、ニンジンを初めとする根菜類が蒔き時。

・ 8月中旬は白菜やブロッコリー、キャベツなどのアブラナ科の種。 

・ 9月頭には葉野菜類、だいこんは9月15日まで。 

・ 早めに蒔きたいので8月が種の蒔き時、9月10日がリミット。

・向こう1年分の収量に貢献する大型 野菜の種蒔きは9月頭までに全て完了させる。 

・ 成長が速く、草ごと刈ると枯れてしまう葉野菜(コマツナやハ ツカダイコンなどの下草としてマルチになる野菜を含む)は、 8月終旬~9月頭にかけての夏草最終草刈りの勝負所で蒔く。 

・ 根菜は、何回も時間差で蒔く方が間引き収穫に向いているので、 8月頭~9月頭までいつでも草刈る度に蒔ける。 

・ ネギ、ニラなど二年目以降しか収穫が期待できないものや、キ ャベツやブロッコリーなど苗が小さいままでも翌年収穫を見 込めるものもある。

・一概に全てが大きく育てば良い訳ではなく、 成長に時間差が出来る方が良い。

・トマトの苗は4月から5月にかけてホームセンターに多く出回るが、これら市販の苗の定植で収 穫できるのは7月から8月までに集中する。

・一方で、トマトの苗自 体は自家栽培すれば8月まで育苗可能であるため、8月まで段階的 に時期をずらして苗を植えることで、トマトの収穫時期を 11 月頃 まで長く引き延ばすことが出来る。赤くならない状態でのトマトの 利用も加えれば、12 月まで収穫期間が延長される場合もある。 

協生農法ショートムービー

2021年6月6日日曜日

自然農vs有機栽培

自然農vs有機栽培

昨日は別の出品者の農家さんで、有機栽培の人がいらして、馬糞を入れているという話でした… 5月6月は、自然農では、葉物がなかなか取れないのですが…というのは、急激な気温上昇で、芽はでるのですが、出た先からすぐ虫に食べられちゃうので…。

小松菜とかそういうのがなかなか食べられちゃって手に入らないのです。キャベツは出来ている人もいましたが…だいぶモンシロチョウの餌になっていたよな… 

自然農の場合は、養っているのは、人間さんだけでなく、畑の動植物も同時に養っているというか…虫たちにもこの世に生まれる意味があって生まれてきているのだということで、そんなに敵視しないので… 虫が食ったら、喰い残しを人間が食べましょう、みたいな感じ。
なので、葉物ができなくても、それを
 
 何としても克服せねばならない課題、

とは捉えないのです。もちろん、上手に作れる人は作ったらいいのですが…28年のベテランでも作っていないからなぁ…。私もつゆに小松菜植えてみようと今タネ準備しましたが…たぶん、消えるだろうなぁ…。草の間に作れば大丈夫なのだろうか…自然農は取り急ぎそんな感じです。

色々と元肥がある中では、豚糞、牛糞、馬糞の順で肥効が早いそうですので、馬糞をわざわざ調達してきているおばちゃん栽培家はエライな~と思いました。が、自然農の大先輩は、肥料を入れている段階で、テク的に妥協がある、と思ったみたいでした。

私自身は、有機肥料を使いたい方は使って良いと思います。

その有機栽培の方に、リン酸2安と石灰が人間の尿から排泄されるんだよ~という話をしたら、興味深そうでした…。いわゆる化学肥料と石灰…化学肥料と考えられていないアルカリ材ですが…

それ以外はラウンドアップと除虫菊です(笑)。

ので、慣行農法の野菜を食べない、というのが一番大事な気がします。

6月5日 松国の作業

 ■ セイタカアワダチソウ

は、雨後に抜くのが一番簡単。



■作業日誌

小さい畑 イタリアンパセリを2株 植え付け。

荒れ地畑 メロン植え付け。紅あずま植え付け。6株

埋める場所をローテーション

 ローテーションが必要みたい

でした…。最近、畑が増えたので、生ごみを一週間分持って行って土に返しています。同じところに積むのが良くないということが分かった。明日からローテーションだな~。 

https://www.town.kawajima.saitama.jp/5024.htm

無化学肥料が大事

 尿中に排出される、農産物由来化学物質



DAP=リン酸ニ安

というものでした。どういうときに使う農薬なのか、今調べていますが、どうも、農薬じゃなくて化学肥料なんですけど? 農薬って分類にじゅっぱひとからげで入れないでほしいなぁ。リン酸とアンモニウムが結合したもの。

https://grwrs.jp/?p=3240

次のはフェノールで、、別名石灰酸、ヒドロキシベンゼンとも呼ばれます。消毒剤や合成樹脂、染料、農薬などの原料として利用されています。使用・誤飲などにより、血液中に存在し、その後尿中へ排泄されます。また、有機溶剤であるベンゼンの代謝産物で、生体にとり、毒性のある物質であるとされます。ベンゼンは化学原料として多方面に利用されていて、揮発性があり、発癌性があるとされているため、その取扱には十分に注意が必要であるとされています。

次がグリホサート。説明割愛。

最期がピレスロイド で除虫菊に含まれる殺虫成分。 

一番悪いのは、フェノール類で、食品ではなく、合成樹脂や消毒、洗剤を見直した方がいいのではないか?と。

ピレスロイドは悪いけど、除虫菊ですよ…自然派の人でも使っていますよね、蚊取り線香。まあ、何事も量が問題なので、尿中に出るほど多い、というのは問題かもしれません。製品としてみてみたら、やっぱり使うの怖いなって感じの農薬でした。

結論、みんながイメージする農薬らしい農薬って、グリホサートとピレスロイドくらいで、最大に検出されたものの2つは、化学肥料と生活関連毒素、って感じでした。

不自然なプラスチックに囲まれた生活を辞めるのが一番健全な気がしますね。化成肥料も、手抜きの農業で、同じことは、有機で可能なんですよね。有機ですらなく、自然農で私は行きたいですが。

https://www.i-nouryoku.com/.../gopyrethroid2/index.html

2021年6月3日木曜日

5月の菜園ワークまとめ 福岡

5月GW明けは、山梨ではやるぞー!の時期だが、温かい福岡では5月も中旬を過ぎるとすでに収穫期の雰囲気で、明暗がすでにできている感あり。

5月は福岡では春と夏の端境。6月まで麦収穫は待つべし。5月の旬は、玉ねぎ、エンドウ豆。そら豆。葉ニンジン。ヨモギ。レタス終わり。春菊終わり。

5月上 フジ、シイ、ヨモギ、ノアザミ、カラムシ、クローバー、野イチゴ、ユキノシタ
5月中 ドクダミ 最盛期
5月下 夏草へ…ヒメジョオン、赤シソ、梅、

5月の上旬と下旬では、ずいぶんと気温が違い、もう下旬はハッキリ夏。

植え付ける系のものは、上旬、中旬。なので、ソラマメとエンドウは、かき分けつつ植える。一気に気温が上がる時期をとらえるのが大事なのかも?

虫類も一気に爆発。ジャガイモのニジュウヤホシテントウは卵までつぶす。他は余り気にしなくて良く、アリはお友達。

反省点としては、植え付けのために前の作をどう終わらせるか、のタイミング計り方。
春菊と、エンドウは、まとめて縛ってしまえばよい。

あとは、玉ねぎとニンニクは米糠をいとわず入れましょう。

エンドウの花 収穫適期の見極めが肝心

ジャガイモの花 枯れるまでおく

トウモロコシ すぐ出る

麦は6月まで待って収穫

ニンニクはとう立ちする前に花を折るべき