2021年10月28日木曜日

荒れ地畑の開墾の程度

 

現在の様子。

作土がたっぷり。上から30cmくらいは作土層です。

椎葉村で作土層がない畑を触って、このありがたさを理解しました。

手前は大根です。

これはムングダルの畝。キャベツが植わっています。
これが貰ったときの状態。草ぼうぼうです。


このように畝の上を、植物体の地上部だけを刈って、敷き、地下の宿根をそのままにしていると?全然育ちません。

畝の肩のところの宿根も徹底的に刈っておくほうが良いです。

今は10月で畝立てをしていますが、冬野菜向けです。

やるなら、本来は、2月や3月に春野菜や夏野菜向けにやったほうがいいですね。植え付け期は、4,5月なので。

農業は一年に一回しか勉強できないというのがネック…

九州では一年に2回勉強出来てラッキーです。

10月27日 ムングダル、菊芋収穫

ムングダル 6月播種、7月3日定植

菊芋収穫 30cmくらい下の深く掘ること




2021年10月27日水曜日

糸島に適した作物

■里芋とショウガと大根と

鉄板の里芋とショウガ。あとは当然ながらウリ系。というので、湿度が高い系の作物。

意外なことにバジル、パクチー、トゥルシー、レモングラスも結果が良い。タイムは全然ダメ。ラベンダーも全然ダメ。寒いところ用の作物は当然だがダメ。なぜかブルーベリーは良い。

ニンニク、玉ねぎの、鱗片が肥大する系のは、自然農に限らず、自然栽培でも肥料喰いで、玉太りがせず、作るのは難しいほうに入るので、あまり向いているとは言えない。気候的には問題ない。自然農をするようになって、玉ねぎは食べなくてもいいのではないか?とすら考えるようになった。

全般的に傾向として、和の野菜は成果が良い。だが、アズキと並び、緑豆が良いというのは…温暖化を思わせるなぁ。ひよこ豆も良いのではないだろうか?

葉物は全般に簡単である。ネギは過湿を嫌うので本来は糸島に適していないと思うが、とりあえず問題なくできる。

ともかく湿度が高い、というのが特徴で、トマトは全くできない。かろうじてワイルドミニトマト程度だ。またイチゴも同じで効率が非常に悪い。

ということを考えると、トマトもイチゴも日本人は食べなくてもいいんじゃないかとすら思える。古き良き伝統を思い起こし、出来るものを食べる系、となると?

やはり大根の栽培かなぁ…


根切りの方法

 根切り

開墾するときの宿根の取り除き方で、これは耕しているのではないよ、というための工夫。

宿根を取り除く作業が皆が遠慮しているのは、結局、土の上下をかえすことになるから、だと思うが…

私も嫌だなぁ…上のほうの土が豊かなのに…と思っていました。それで、ゴボウみたいな根のカラムシやら、共存になってしまったのですが… うまいやり方を編み出しました。

くわではなく、ショベルを使います。畝立てでは、まず通路を掘るのですが、通路は、開墾してすぐでカヤの根が多い畑では多めにします…通路で遮断する作戦。

そして、肝心の野菜のお家、畝ですが、10cmごとくらいにショベルをショベルのブレードの長さ分指します。これは大体20cmくらいなので作土そのものです。それ以上の深さが必要なのは、大根とゴボウくらいでは? 間隔は10cmおきくらい。そして、ショベルで開けた空隙から根っこを抜きます。そのままショベルを抜けば、土の上下が替えることなく、宿根を抜けます。

たまに芋づる式にあれもこれも出てきますが、その場合は上下が多少替えるのは仕方がない。

しかし通路を作ってみて分かったのですが、通路が10cmでもあれば、ホントに楽です。畑っぽくも見えます。ランチでもするベンチが欲しいなって思うくらいです(笑)。

荒れ地畑の処し方

■農業記録の反省

昨日は緑豆初収穫で嬉しかったのだが、反省もあった。

播種日が見つからない。定植日は7月3日の記録があった。

記録をつけることは、私の持っているもっとも強い強みの一つなのに、勉強の記録とごっちゃになって、一番大事な播種日や定植日、収穫日がおろそかになっていたんだなぁ…。山の記録と同じで、調べた知識や情報は行動に生かすもの、それと、行動そのものの記録がまぜこぜになっているということが分かった。反省して、今日は記録を整理する日とすることにする。

■ 夏作の結果は6月、冬作の結果は10月

夏作の植え付けは大体4,5月だが、その結果は6月で分かる。夏作は、みるみる草に負けて作物が見えなくなるのだった…が、今回の冬作は、逆に野菜が生き生きとしていて嬉しい…。

■ 宿根は取り除く

宿根、だいぶ取り除いたからなぁ…。

宿根を取り除く作業は、結構な土木作業で肉体労働っぽいので、前にやっていた年配の女性では、たぶん、ここまではできなかったのだろうと思う…彼女の後に貰ったときは、ただのやぶになっていたから。

やぶというのは、野イチゴとか山野性の雑草の中で、非常に匂いの強いもの、ヤブランに似た葉のものが旺盛だったからだ。たぶんアレロパシーを出しているのと、カラムシは根が球根化している。セイタカアワダチソウは春に抜いたので、秋には全く花を咲かせておらず、さみしいくらいである。(アトピー用の入浴剤になるので)

今期は夏作で宿根に関する方針を”共存”にしていたのを反省して、取り除くことにしているが、根張りがスゴイ。これが根が土を耕すということの意味か…と思っている。つまり、すでに、根によって、耕されている。方針を変えたせいか、秋で草の勢いが落ちる時期だからか、両方だろうが、9月20日にスタートした冬野菜は、皆、1か月後の今、生き生きとしている。作付けの結果がでるのが、1カ月後くらいということだ。

やっと荒れ地畑の渡り歩き方が分かってきたかな。

■カヤの根っこ?

カヤの根っこは、島の農園さんによると除去しないでも良く、肥沃にしてくれるそうなのだが、大根名人の田中さんによると、根があると大根もあまりできないそうだ…。大根の根で大地を耕すことを目標にされている方だが…。

私は今期はキャベツの直根で耕してみようかなと思う。芋は、どうもイノシシを呼び寄せてしまうみたいなので。キャベツなら、だいぶ時間がかかるので、ほとんど植えっぱなしでいいということなので。

2021年10月26日火曜日

10月26日の松国荒れ地畑

 10月26日の松国荒れ地畑

昨日もおしゃべりに忙しくて荒れ地畑の整備終わらなかったので、今日も出かけたら、今日も人の作業の手伝いで忙しかった。

その一、イノシシ檻の場所整備。その2、イノシシ柵の移動。

まぁ麦の植え付けはまだ先だから、植える畝を整備するのはまだ後でいいか…一応米糠を撒いて、発効促進しておきました。

畑ってじっと静かにして耳を傾けて見ないとやることが出てこないんですよ…。今日は朝の静かな時間に行きたいと思ったのに、寝坊していけなかった(仏教説話の後になってしまった)

静かにしていると、畑の声も聞こえてくる。今日はオクラが、もう棒は要らないと言っていたので、取り外し、要らない枯れた葉を整理。その後、終わりかけの紫蘇を刈り、ハト麦は収穫して縛って、はざかけに干す。麦の畝を整備していないので、簡易はざかけなんだが…、草を刈り次第、移動したい。

ここは絶好の日向だ!と思っていた場所が実は朝は日陰なのだと今日はわかり、日影が好きな作物にむしろ適していると分かった。一年の後半は、奥の方がずっと日向で、日当たりが良いのらしい…たまには朝に行った方がいいですね。

畝をたてて、色々な葉物を撒いた。ルッコラは収穫。うれしい。もう遅いが、ゴボウ。5寸ニンジン、カツオ菜、ホウレンソウ、二十日大根など、主に麦を植え替える1月までに収穫できそうなものを撒いた。

去年は、収穫に長くかかる根菜類はなかなか待つ時間がじりじりとしていたんだが、今年は手がかけられないような気がしているので根菜万歳系な感じ。ニンニクなんてほとんど放置でできちゃいますしねぇ…ソラマメとかエンドウも。エンドウは11月に蒔きたいですが…蒔く場所の整備は後でいっか。

今日は、緑豆を収穫。サツマイモは一つコロンと出てきた。サツマイモですら、排除するような荒れ地だったってことですね~かぼしゃ全滅だしなぁ。その同じ条件で植えたのに、小豆は実っているので、アズキはエライ。菊芋も多少収穫しました。葉物はなっても食べきれないで困るので、長く土に入れておく、キャベツ、白菜、を苗で植えてみようかな。

去年はカボチャが終わるのを今か今かと待っている時期だったので、その去年からすると成長率150%な感じです。麦が1月定植って言うのを知っているだけでもエライ差です。

2021年10月22日金曜日

10月20日松国の荒れ地畑

 10月20日松国の荒れ地畑

今日は明日が雨予報ということで、種まきチャンスを掴むため、畑へ。予想以上に収穫物がある日だった。

午前中ライフワークであるクライミングによる町おこしで、メール対応に忙しい。やっとこさ終わって畑へ急ぐ。とちょうど会いたかった山下さんに会う。現在懸案になっている、移住先の家の畑だったとされる土地が、カチンコチンで話にならないレベルという問題を相談…もう駐車場の土地みたいに固いんだけど、作物作れるのだろうか?

イノシシに荒らされた箇所をチェックし、進入路を確認した…ブッシュからきれいに蹄の跡がついている…。のに、都会暮らしの人が多い松国の畑では、荒らされたということも分からない人が、これイノシシなの?とか言うのでガックシ…。松国はガードが弱い。というか福岡はイノシシ王国なんだけど…。山梨もイノシシは出たが、福岡のイノシシ濃度とは話が違う。今日は15頭捌いた話を聴いた。女性で手伝っている人がいるんだが…私はとてもじゃないがやる気になれない。そもそもベジタリアンっぽいし。

一応南の畑をチェックすると、一杯インゲンが取れた。夏の終わりに蒔いたインゲン…枯れて支柱になると思われるものの足元に一粒づつおいて置いたのが、今、収穫期。草も伸びているので刈ってもいいとは思ったが、別の用事を優先する。

稲の方は稲刈り、もう少し先だった。

荒れ地畑では、隣の今林さんがすっかり草を刈り倒してトマトをリセットしていた…私も、畑は区画に分け通路と植える場を細かく分ける方針にしばらく前に変えた。…のは、夏作をしてみて、草で作物が埋もれるので区別が肝心と理解したため。秋作で播種した菜っ葉や大根、ニンジンは健全で、他の作物は順調に枯れて生きつつあった。多年草化しているじねん生えの花オクラの最後の種取。じゅすなのか、ハト麦なのか、枯れ始めているものを試しに収穫。にんにくや分葱、らっきょうは順調。

ムギの播種をしたいと思っていたので、蒔き床を作るのに畝立てから。上の草を全部刈って土を露出させると、ふかふかの土。この土のありがたさが分かるようになった。なんで、畑の後放置20年であんなにカチンコチンだったのか…意味が分からない。この畑より悪化する場所に行くのだったら、気が進まないな。麦は、スペルト、小麦、大麦の3種を種おろし。草で蓋をする。

刈った草の中にマメ科があったので豆の部分だけを取って残渣は戻す。家に帰ったら、どうも小豆のようだった。もしかして、春に蒔いたのかなぁ‥。蒔いたことを忘れたよ…。

他にソラマメは10月10日に蒔く約束なのに、今日は時間がなかった。そら豆を撒く予定のところは、まだナスが居座っているが…。ハト麦の後に蒔いてもいいか…。

葉野菜を色々間引き…フレッシュな葉ものが手に入ってうれしい。塩でもんでご飯に混ぜて食べました。インゲンは胡麻和え。

オクラとナスも取れた…が、ほんのちょっとなので、味噌汁と冷ややっこの飾りくらいかな...

涼しくなったのでノーガードの半そでで作業したら、やっぱり蚊に喰われた。夏の一番暑い時は蚊もいなかったのに、今頃たくさん…

稲刈りはまだだという結論で、11月移住計画はそもそも無理かもしれないが…。延岡遠いから、一か月くらい延岡近所で居候できる家ないかなぁ…。まぁ電気と屋根さえあれば満足なので、椎葉の家にやっぱり行くかなぁ…。畑問題が解決されないまま、移住してしまって、やっぱりダメということになったら、お互いにガッカリしてしまうだろう…と思うと気が進まない。

一方では田舎では住まない限り、道は開けない。住んでいればあれこれ情報も入るものだしなぁ…。どうしたもんだか…また白髪が増えそう…。一か月くらい遊んで暮らしてみて、ダメだったら帰ってくるかね?

2021年10月12日火曜日

春ジャガは白、秋ジャガは赤

 春ジャガは白、秋ジャガは赤

春に赤のジャガイモを植えるとニジュウヤホシテントウとの戦いで大変。秋ならぜんぜん虫が来ないので大丈夫。秋は白系のジャガイモは、芽が出るのが遅くて、霜が降りるまでに芋になり切らないことが多い。

秋ジャガの核心は霜が降りる前に芋にしてしまうというタイミング…。

春ジャガの方は虫。

2021年10月11日月曜日

はざかけ方法

 10を学んで1しか覚えていない人でした…

=稲掛けを覚えていなかったこと…。
ショックというかだいぶ反省しました…去年、初めての稲刈りをしたのち、村山さんから直接はざかけを学んだはずなのに、覚えていたことは、
先に2本の足を作る+そこに一本足を足す
ということだけで、その他の情報はごっそりと抜け落ちていました。”1を学んで10を知る人”とクライミングでは言われていたのに、なんと、”10を学んで1しか覚えていない”と今日は一年後に発覚しました(笑)。これはまずい。
よく学べていない、と言うことは分かっていたのですが…いや驚ろいたなぁ…。
というので、以下まとめです。
1)まず横棒を地面におく(4m)。南北
2)足は端に3本、中間2本
3)外の支柱を数えるとハの字形
4)まず足を全部たてる (風に強いハの字型)
5)足は土中にハンマーでたたきいれる
6)足の片方に荒縄(2.5、だいたい裄丈の2倍)を縛りそこから支柱を固定
7)両端端は3点にするが、最後の1本は最初の2本をつないだ戦に対して90度になるように打つ
8)高さはハンマーで打って調整
9)横棒は固定しない
10)逆上がりができるくらい安定
11)稲が地面から50cm以上上になる
12)約1カ月干す
刈るときは、三束、左右、真ん中 片手でつかみきれる最大量
縛るときはねじって、両末端をねじ込むだけ。それよりも末端の高さを揃える。
3分の2づつ左右に振り分けて並べる
その後、最後の藁が動かないようにするには、稲をほかの稲束と結ぶ
鳥よけは別に支柱を立てる(移動しやすい)
ということでした‥‥だいぶ記憶があいまいになっていたなぁ…
クライミングでは、1を教えてたら、10くらい分かるようになって教えてくれた人にビックリされたので、よっぽど危機感だったのかなぁ…勉強熱心=危機感ってことで…(笑)。