昨日考えたことです…。
たぶん、自然農では、腐植を、”土壌”とは認識していないと思います。しかし、おそらく腐植は、一般的な耕す農法の人から見ると、腐葉土=単なる肥料。土づくりで、鉱物主体の土と混ぜてふんわりさせて、そこに種を蒔いたとしたら、その人は、耕して、肥料と混ぜて、そこに種を蒔いた、と感じるでしょう…
自然農の畑は、未分解の草のそのような状態の土が年数分積みあがっている訳ですよね…ということは、自然農の人が言う、”耕していません”、は、他の農法の人が言う”耕して肥料と混ぜる”と結果的に同じことになる…
柔らかい腐植の上に出た植物の芽は、ふんわりしていて頼りなく、そこからさらに下の、固い土壌で成長するかどうか?は、まだ分からない…ところが、もしも腐植の層が20cmもあれば、それは、そのまま作土層で、それだけで野菜は立派に出来てしまう…
それが自然農で月日を掛けた農園で起こっていることで、それはもしかすると篤農家の人たちがすでにやっていることと同じことなのではないか?と思いました…
篤農家が思案の末にたどり着くことを、お釈迦様がチューラパンダカには、塵を払え、垢を払えとだけ、教えたように、これだけしていれば絶対に誰でもあきらめないかぎりたどり着ける、そういうことを教えたのが自然農、なのではないか?と…
2021年7月12日月曜日
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