2020年10月8日木曜日

九州農政からか今見れる日本の食の未来

昨日は久しぶりに仕事で、九州農政を知る機会がありましたが、九州では、トマトやイチゴ、お茶などを輸出して、外貨を稼ぎたい、ということみたいでした。

山梨の時も思いましたが、産地というのは、良いものは全部県外に出してしまって、残るのは…みたいなことになっています。

そして、対外的に見たときにターゲットになる消費者像は、新興国の富裕層だそうで、年収350万円以上の層、だそうです。

年収350万円は、日本では富裕層では全然ない。つまり、日本の基準で見たら、まったく普通の人たちに、日本でできる農作物で最も良いものを食べていただき、日本の人たちは、余り物を食べて過ごす、という話です。

最も顕著なのは牛肉、で、日本の品質の良い和牛は、海外で売ると他の肉の10倍の価格なので海外に売り、日本の一般庶民は、安いけれども、ホルモン剤投与された品質の悪いアメリカ産牛肉が手が届く価格圏内、ということになっています。

やはりこうしてみると、お金という交換物を介している限り、

安全な食

は手に入らず、自給自足的生活しか、自らの食べるものを安全にする手段はないような気がしてしまいます。

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