2020年7月23日木曜日

土壌改良 九州では排水が課題


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ドブ臭は地下水が停滞して酸欠になったことで嫌気性菌が増え過ぎたのが原因なので、排水性の改善で地下水が入れ替わるようになれば酸素が供給されて臭いは消えてくると思います。ただし、その状態ではまだ畑とは言えず田んぼの土壌条件ですね。
以前ご覧になられていた農水省の資料に各作物の地下水位条件が記載されていますが、畑として機能する最低ラインは地下水面が深さ20㎝とのことです(夏作のキュウリ、ナスなどの場合)。秋冬作の場合の最低ラインはもう一段階ハードルが高く、深さ30㎝以上が望ましいようです。
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おそらく慣行栽培向けの資料なので、農薬不使用の自然栽培や自然農の場合は、10cm増しくらいで考えた方がいい気はします。病虫害の原因のほとんどは地下水位が高過ぎることによる「根腐れ」と思われます。
土地条件には、水はけの良い台地(畑向き)と、水持ちの良い低地(田んぼ向き)、そしてその中間の傾斜地がありますが、自然農や自然栽培の場合は特に適地適作を心掛けないと、苦労が多い気がしますね。
個人的には、自然農や自然栽培の「自然」とは、気候や地形などの自然条件に逆らわないことかなと思っています。





参考資料https://www.maff.go.jp/j/seisan/kankyo/hozen_type/h_sehi_kizyun/pdf/tuti231.pdf

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