2020年7月24日金曜日

農業がうまく行かないのはこういうことなのかも?

■仕事に行きたくない…病
最近、実は、畑、仕事に行きたくないんです…(><)。

なんかバイトの日は朝からテンション低ーく…、行って、何するんだろう…って感じ。
というのは、”やってください”と頼まれることが、超・意味なーい!って作業だからなんです…

今日は久しぶりに、やる意味がちゃんとある作業でうれしかった。ずぶぬれになり、なおかつ溝堀りという土木作業&肉体労働でしたが、それは気にならなかったです。

バイト先の人のくれる指示が… 例えば、カモミール植えたんです…播種から…。なかなか成長せずにいたんですが、あるとき、株が小さいながらもお花が咲いたんです…小さくても花期が来たら成熟です。今こそ収穫期!と思ったら、摘まないんです…意味不明。なんで摘まないの~と思っている間に花の命は短いので、花期終わり(涙)。

ハーブ類をしたいというのはいいんです…強いから雑草にも負けないカモ?というので…。

でも、素人の私が見ても、どう見ても枯れ始めている冬草の雑草を刈って、畑を砂漠にし、そこに撒くと、ハーブですら、息も絶え絶え…。それも草を知らない慣行農法の人だから仕方ないかと思っていました…。やっても無駄と思っていたけど除草しました。あとで色々な人に聞いたら、夏草のほうを抑えて、冬草は放置でも勝手に枯れるそうでした…。

で、砂漠だった畝に夏草が茂ってきたら(生きている草マルチ)、草との競合に負けないように、幼苗のハーブに加勢しないといけないのに、放置…ええ~?!なんで?!今こそ除草じゃん?!ってタイミングでシカト?って感じでした…。

やっと除草になって、草没したハーブを救出したのですが、日陰だったため、小さい間に徒長して、すでに花が咲いて…今こそ摘心しないと成熟してしまって、ハーブとして出荷できる時期がなくなる…というのに、出荷しないで放置。次に見たときは、花がみーんな咲いてしまい… ハーブなんて、家庭菜園でも作れるから、誰でも知っていると思いますが、摘むば摘むほど葉っぱが出てくるんですけど… なんで摘まないの???

すごく理不尽な気持ちがすることばかりで、まぁ、やってもいいけど、意味ないだろうな~という作業が多く、やったほうがいいのに、と畑を見て、明らかなことはやらない…というので、なんかなー。畑に行く日は気分どんより…。

畑が語り掛けてくることと全く違う…。しかも、私は毎日は見てない週に1回しか見ていない畑ですからね…

今日は二人いるうちの片方の同僚が、雨水がたまって排水が悪くなり、ドブ臭がする畑の回復で、焦って水路掘っているのを手伝ってあげれて、ちゃんと役に立った!という実感があったので、久しぶりに仕事に行って良かったな~と思った…。

なんのための畑か?というと作物を得るため、なので、収穫期を迎えたのに収穫しないで、ただ除草して何になるのか?とか思っちゃうんです…

しかも、その動機が変な、「もうちょっとちゃんと作れるようになってから出荷します」とか言う、何それ?意味不明、な理由。

カモミールやハーブなんて、カットして出せば、別に全然フレッシュに持つものだし、カモミールなんて、乾燥でもいいくらいでしょう。ハーブだって乾燥させれば、どれだけでも持たせられる。

その手間はかけないで、なんで次作が決まっていない空の畝を除草なんだろう?って思うんですよね。なに暇つぶしが除草?

ずいぶん前から収穫期のカブ(ゴールデングローブ)、もう土から持ち上がっていたので、抜いてみたらトウが立っていて「収穫しないとスカスカになりますよ」と言ってみたら、「食べてみたらおいしくなかったので、種取用に置いてある」との返事… おいしくないのを種取ると次もおいしくないのができるのでは…??と内心思ったのですが…

しかも、今日は、除草で、作物と競合していない、畝間の除草を頼まれ…どう考えても、排水溝作るほうが重要案件と思われ…だって、また週末大雨の予報でてますよね?!知らないの??

と思って…しかも、やってくださいという除草が…畝間!

草を敵としない自然農の人でなくても、たとえ敵としている慣行農法の人ですら、畝間の除草なんて通常、無関心です。マルチとマルチの間って意味ですよ? 

畝間の除草なんて、そんなの私が経営者だったら、人件費の無駄遣いと思います… よっぽどやることなくてお金だけ払いたいならやる作業でしょう…


これが畝間を除草してくれと言われたナスタチウムの畝。ナスタチウムは食用の花ですが、4月にまいたら7月は終わりです。知らないのかなぁ…。知らなくても、すでに葉っぱが茶色くなっているし…終わりといのが、見て取れます…しかも、畝に出ている雑草はこの作物と競合していない。競合しているのは見ての通り作物の間から出ているイネ科です… しかし、今抜いても…、です。

というので、もう畑に行くの、やになっちゃった!

畑からドブ臭

■ 大自然との対話
今日は畑に行ったら、ビックリ仰天…。畑からドブ臭が…。

なんと長雨で排水が滞ったのか、畑だけでなく、通常、乾燥している道具置き場からもコケ?藻が生えてしまっていました…

先週との差に驚いた。
しかし…もっと驚いたのは同僚A。
作物が生えていないハウスの畝の除草して…とのんびりモード…(汗)。それには、もっと驚いた!

ドブ臭がする=畑の土が劣化する、なのでは?

なんで危機感ないの?!

…というので、一番優先度高い作業は、この畑の土を救うためにこれ以上、悪化させないように排水溝を作る作業なのでは?
というので、2度、驚いた…。
最近、ほんと農業大学校卒って、大自然のこと、分かっているんだろうか?と思います…
今日は、最優先作業は水路作成だ!と意気投合した、もう片方の同僚Bと一生懸命、水路を作って、ずぶぬれになり、着替えを持って行っていなかったので、作業終わり次第帰ってきましたが…(帰らないと風邪ひきます)。

作業してずぶぬれの私に「だから雨の日はハウス内作業って言ったでしょ」という同僚Aに さらに”???” でした。

午前中は雨降っていなかったので、午前中全員で水路堀りすれば、誰も、ずぶぬれにならずに済んだのです…午前中はこの同僚の顔を立てて、雨も降っていないのにハウス内で除草したので…。


いつも畑に行くたびに、”こんなことして意味があるんだろうか?”という作業をしています…(><)。

今回は、分かっていないこの人!と言う思いが、誤解ではなく真実だと、確実になった。

https://gardenbygrapeyard.blogspot.com/2020/07/blog-post_23.html

2020年7月23日木曜日

昔入り江だった場所=潅水地帯 洪水地帯

この資料は糸島で昔入り江だった場所が分かります。

昔入り江=今大雨なら浸水

http://library.jsce.or.jp/jsce/open/00028/2010/54-0097.pdf

土壌改良 九州では排水が課題


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ドブ臭は地下水が停滞して酸欠になったことで嫌気性菌が増え過ぎたのが原因なので、排水性の改善で地下水が入れ替わるようになれば酸素が供給されて臭いは消えてくると思います。ただし、その状態ではまだ畑とは言えず田んぼの土壌条件ですね。
以前ご覧になられていた農水省の資料に各作物の地下水位条件が記載されていますが、畑として機能する最低ラインは地下水面が深さ20㎝とのことです(夏作のキュウリ、ナスなどの場合)。秋冬作の場合の最低ラインはもう一段階ハードルが高く、深さ30㎝以上が望ましいようです。
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おそらく慣行栽培向けの資料なので、農薬不使用の自然栽培や自然農の場合は、10cm増しくらいで考えた方がいい気はします。病虫害の原因のほとんどは地下水位が高過ぎることによる「根腐れ」と思われます。
土地条件には、水はけの良い台地(畑向き)と、水持ちの良い低地(田んぼ向き)、そしてその中間の傾斜地がありますが、自然農や自然栽培の場合は特に適地適作を心掛けないと、苦労が多い気がしますね。
個人的には、自然農や自然栽培の「自然」とは、気候や地形などの自然条件に逆らわないことかなと思っています。





参考資料https://www.maff.go.jp/j/seisan/kankyo/hozen_type/h_sehi_kizyun/pdf/tuti231.pdf

2020年7月10日金曜日

コーヒー粕活用法

https://www.kaca.jp/index.php?%E6%8D%A8%E3%81%A6%E3%81%A1%E3%82%83%E3%83%80%E3%83%A1%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%92%E3%83%BC%E3%81%8B%E3%81%99

https://maquia.hpplus.jp/blog/maho_maquia/2836/


島の自然農園さんのサイト

http://shimanotable.com/

玉ねぎは収穫後の乾燥が大事


この写真は、自然栽培のプロの玉ねぎ(右の大きいの)の見た目を提示するためのものです。

玉ねぎは、マルチなども人工物を一切使わない自然農では、大きくなりません。上のひげ根のついた小さいの二つが、自然農25年の畑のものです。ゴルフボールよりはありますが、テニスボールよりはないです。

玉ねぎは肥料食いなので、自然栽培でも、握りこぶし大にするには、工夫が必要です。黒マルチで地温をあげると、太りますが、割れやすくなります。

ちなみに、農業者の中には、玉ねぎに連作障害はないという神話があります。連作障害はあります。

玉ねぎ同様ニンニクも、自然農だと小さくしかできません。

下の二つは、自然栽培でやっている私のバイト先のものです。ゴミとして捨てられていたものから拾ってきたものですが、ゴミでありながら、まったく腐っていない!いつ捨てられたのかもわからないものです・・・

自然栽培一年目としては、テニスボールサイズで悪くない出来だと思います。

もしより自然に近づけていくということになるのであれば、どんどん自然農の玉ねぎ並みの小さいサイズになっていくのが自然な流れと言うことになります。

■ その他 参考

https://kitaden.thebase.in/blog/2019/01/05/025442

https://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/risk_analysis/priority/syosanen/sessyu/001.html

ダビンチの言葉


2020年7月5日日曜日

梅雨時の除草 イネ科の雑草=粘土質

Q:梅雨の時期に、青草を刈って、土に敷いたら、病気が来やすくなりませんかね?今日、ちょっと除草していて悩みました…
A:
以下引用

・乾燥を好む野菜の場合、水はけが悪い状態で草を敷くと病気が出やすい
・実際問題としては、敷き草に付く枯草菌が野菜に与える悪影響よりも、草に囲まれて蒸れることの方が怖い
・下葉が埋もれないように少し離れた場所に置き、野菜の茎が伸びてから寄せる

・オレガノを植えてあるんですが、畑の畝よりも低木の下の方が良く育っていて、水はけがかなり大事みたい。梅雨前は同じように育っていたんですが、梅雨に入ったら差が出てしまいました。
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自然農というと不耕起のみが強調されていますが、川口さんの源流を辿ると福岡さんの

無耕起、
無除草、
無施肥、
無農薬

があります。

その中で無除草というのが特に重要な原理であり、頻繁に周囲の草を刈って抑えなければいけないということは、現在の土の状態がその野菜に適していないことを意味します。

先ずは基盤作りが大事ということですね。イネ科雑草が多いのは粘土質が強すぎるためなので、セオリーとしては大豆などの粘土に強い野菜を栽培して、生える草が変わるのを待ちます。
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2020年7月2日木曜日

三種類の田んぼ

■3種類の田んぼ

今日は、糸島の田んぼで田植えでした。今年は3種類の田んぼで田植えしていますが、今回のが一番大変でした。

大変だった要因は、田んぼのどろどろの層がとても厚いということで、非常に深くまで、足が取られるので、植える人が移動するのができないのです… ただムーブ?的には、スラブと同じでした(笑)完全に一本足バランスになって移動するんですが…どろどろの層が膝上まで来るので、田植えって言っても植えるより移動が大変。4人で2反の田んぼが一日で手植えできるくらいでした。

今回は苗のパレットがおもしろいパレットだった。1cmほどの植穴がついたセルトレイでした。ひえと苗を選り分ける必要がないので、それは良かったです。
やはり急遽借りることになった田で、前が畑だったので、水平でないので、機械が入れず、人間の手植えでも、あまりにぬかるみがひどくて無理!ってところもありました。
田植えのために水の抜き加減とか、そういうのが大事な技術なんだろうなぁ…

今年は田植えにご縁があって、もう何回も田植えしています。私がアルバイトしている糸島の田んぼが一番田植え大変でした…耕盤層?が深くて、水を張ったら深いところで膝上…もう膝上となると、体力消耗です。今日は8時間の田植えで、ガッツリ運動になりました。植えるのは時間がかからないけど、移動が大変。水着必須です。これでこけたらシャレにならないのでスマホは身につけないほうが…。4人でフルタイムでやって2反がせいぜい。苗は地域の固定種、あさひです。刈り取りはバインダー。本当は田植え機でやりたかったそうですが、ぬかるみ過ぎて無理で手植えになったそうです。

自然農の田植えは、分厚い腐食の上に植えるので、田植えというよりは、普通に苗を植える時のように時間がかかります。水もそこまで張らなければいいだけなので、時間はかかりますが、そこまで嫌な作業ではない。虫も一杯います。私は16株を2列植えるのに1時間かかりました。7列で大体4時間くらいかなぁ。何が感動したって苗の立派さ。しかも多品種。2列おきに違う品種(笑)。

最後は生まれて初めての田植えをさせていただいた那珂川の田んぼですが、ホント、今日の田植えを知ったら天国です。深くても、ふくらはぎくらいまでだし、ホントに水もきれいですぐ近くでおたまじゃくしやカエルと遊べるうえ、川も近くて手洗いできる。コケてもまぁと言う程度。

ただ苗代作りがまだ慣れておられないのか、苗が雑草のヒエと混じっているので選り分けるのが大変。

今年はご縁があって、田んぼは3種類もやりましたが、一番いいのは、自然農のやり方で少し水を多めにして、那珂川の田んぼみたいにサクサク植えれたら一番楽かもです。

特に苗づくりでは、自然農に一票。草の勢いを抑えつつ元気な苗を作るのは、技術なんだな~と思った。

那珂川の田んぼと糸島の田んぼは同じように水を張りますが、棚田と平地の田んぼの違いか、すごく作土の厚みが違い、もう糸島のたんぼは、

肉体労働、

と言う言葉がぴったりでした。くたびれて、今日はビールがおいしいです。