■今日は素晴らしい快晴で畑仕事3日目でした
土に触れる生活。畑の仕事は、驚くほどゆっくりしか進まないので、こんな贅沢な仕事の在り方があるのか…とも、思える豊かな時間です。
というか、”自然”の移り変わり、というのは、どんなに人間生活が効率化してスピードアップしても、
春夏秋冬のスピードを高速回転することはできない…。
ので、今日やれる分やったら、お終い☆
お終い☆という充実感があるのが、自然と触れる仕事だなぁ。
今日も帰りにマルベリーコーヒーさんに立ち寄って、ゆっくりおいしいコーヒーを頂いて帰ってきました。心が満たされる、豊かな一日でした。
■黒マルチvsもみ殻マルチvsもみ殻+草を敵としない
畝を分けて、玉ねぎの観察。
1)黒マルチの畝、
2)もみ殻マルチで草取りする畝
3)もみ殻マルチで草取りしない畝
を草取り中に観察してきました。
1)黒マルチの畝は大変生育が良く一目瞭然です。何も言わなくても生育No1.
2)もみ殻マルチは、草むしりしている畝は黒マルチ区画と比較し8割の出来。
3)草むしりしない畝は、あきらかに貧弱で、今日は草を刈って、玉ねぎを救出?応援?
してきました。
黒マルチと比較して、
2)は数倍の手間がかかります。
3)は発育が悪いので、収量、味、作物のサイズ、を犠牲にすることになりそうです。3)は1)と比較するとおそらく重量比較にして、3分の1くらいの出来具合。
2)、3)草むしりの手間と出来具合は相殺としても、黒マルチを否定した場合、重量でおそらく3倍程度の差がつくと思われ、それを価格転嫁すると、”無農薬、無施肥、黒マルチの玉ねぎ”の3倍の価格で、”無農薬、無施肥、もみ殻マルチ”の玉ねぎは売らないとイコールじゃない計算になります。
私が山梨で畑をしていたころは、黒マルチは使用していました。マルチがないと雑草の繁茂が激しく、マルチは絶大な威力がある農業用資材でした。
今日は、先週草取りしたニンニクの畑は、全く別の雑草が生え始めていて驚きました。スベリヒユを収穫しようという魂胆は挫折しました(笑)。
今日の畑は、オオイヌノフグリ、ホトケノザ、スギナ、つくし、ナズナ、でした。
ナズナは食べることができます。混ざって生えるのではなく、大体同じところに生えることが多いので、土の質を表現しているのでは?
農業者としての適否は、観察眼と思います。
■ 下水処理施設 の有無
畑にまいたものが河川や海洋汚染になるのは、下水処理施設を介さないため、です。
糸島の畑は、かなり海の近くにあります。ので、農薬を使わない理由の一つが
豊かな海を守るため
です。糸島が面しているのは、博多湾ですが、湾だと地形上、海水の循環は、外洋に面している場合よりも少ないでしょうね…
生活用水と農薬の使用の絶対的差は、
下水処理施設を通すかどうか?
です。下水処理施設を通す場合、おおよその人間生活で出る汚染物質は環境に影響を与えない程度まで低減されて排出されます。
しかし、農業で農薬を使ってしまうと、雨に流されて、そのまま河川を汚染し、海洋を汚染することになるわけですね。
と言う理由から、農薬を使わない、という農法を選択しています。
■ 作業のまとめ 9-17時
午前中 エディブルフラワーの播種
午後 巣箱の設置、草取り
エディブルフラワーのサイト
こちらには食事のほうも今度からアップしましょうかね。
巣箱を設置しましたが、ニホンミツバチさんの入居を促すための誘引剤だけで12000円くらいになり、これでご入居いただけないと悲しいな~と思いました。お願い蜂さん、来て!って感じです。
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風よけが木管楽器みたいで楽しかった☆ |
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Bサイト 柿の木の下 |
■ 山間地の畑の問題 食害
メンバーの一人は、イノシシよけを作っている真っ最中です。糸島ではイノシシが主たる害獣。
山梨では鹿の食害が深刻でした。あと、熊は人を襲います。
狩猟圧が低下したことが農業への食害の原因ですが…
獣害、と言う言葉がありますが、それも人間中心の見方で、鹿やイノシシのほうは、別に害を加えようと思っている訳でなく、普通にお腹が空いたから、食べたら怒られた、という話…。
人間の都合によって保護したり、駆逐したり、ということで、
そもそもの人間中心のモノの見方
自体を改める必要があるのではないか?と思います。