2022年3月23日水曜日

3月22日の春の松国 種まき

 3月22日の春の松国 種まき

昨夜まとまった雨が降ったので、待望の春の種まき日和り、というので午後を狙って畑へ。前回の雨は、期待して行ったのに、ぜんぜんお湿り程度だったので、蒔いた種は出ないだろう…気休めだった。

暦の上では、3月蒔きの種まきチャンスは一週間に一回しか畑に行かないとしても3度目なのに、天候の具合で、そのうち取れるチャンスを取る、ということになると、1.5回くらいな感じ…。

土日しかチャンスがない人よりは平日でも雨が降れば行くというルールにしているのでチャンスは多いはずだが、思ったほど雨がない。

今日蒔いたのは、ズッキーニ、黒トウモロコシ、早取り人参、ルッコラ。大地はしっかり湿っており種まきに最適だった。つくしが出ていたので、少しとってきた。

和からしとソラマメの混植のところは、ソラマメの成長のために、和からしを刈るように言われていたが、その説には疑問を感じたので、刈らずに置いておいた…。今、からしのほうが背が高いが花になっているので、もうからしのほうは衰退期に入ったので、競合は起きないと思う…。今から先はソラマメ成長期なので、問題がないように思うんだが…。そら豆のアブラムシを防いでくれているようで、混植したところはぜんぜんアブラムシが来ていない。

和からしはホントに役立つ種で、どんなところでも、どんな時期でも芽が出てくれ、他の雑草に勝つ…。この種に道の駅で出会ったのが一つのターニングポイントだったんだよなぁ…私にとっての、

緑肥だったり、グランドカバーだったりする。ので、種取したい…。

ルッコラとニンニクも、競合だと言われたが、どう見ても競合しているように見えず…。全然問題ないように見えているんだが…ルッコラも花になり、衰退期に入ったので、何か他の種を蒔きたいんだが…。ニンニクが6月までかかりそうなので、タイミングが合う作物を探している。よさそうなのを知っている方教えてください。

キャベツはもう大きくならないのか、先週と大して変化がなかった。

エンドウはピンクの可愛い花が咲いていた。エンドウの支えにしようと植えたライムギが爆発して、エンドウの姿が見えなくなっていた…。ライムギはいきなり育ったなぁ…この雨で。

古代小麦のところは、古代小麦を倒して、人参を播種。古代小麦は最初から緑肥の予定だったので…。九州は温暖で冬でも何でもっ育つので、茶色い畑にしておく理由がない…と思ってしまう。光合成できるのなら、なんでもいいから光合成したい(笑)。

小松菜のところは、みんなとうが立っていたので、そこにトウモロコシとズッキーニを蒔いた。

荒れ地のほうのソラマメはアブラムシだらけのところだが、その下のホウレンソウは日照の関係でもう大きくなりそうにないので、その辺りにもズッキーニを入れておいたが条件が悪いので、気休め。日陰で涼しいのが好きな何かを探そう…。

基本的に日向で条件が良いところでの播種で今うまく行っていないので、そこは場所を開けておいたというのもあるが、4,5月の本格的な夏作の植え付け期前に何を植えたいか、考えておかないといけないんだが… 

一杯種を購入してしまったものの…夏の間福岡にいないので、それを考えると、カボチャ、とか、畑に居座る期間が長いものになりそうなんだよなぁ…。

葉物はそういう意味ではホント、短期間で収穫できるので、楽だなぁ…






2022年2月24日木曜日

一般解はない

以下、引用。

ーーーーーーーーーーーーー小川さんという方の投稿よりーーーーーーーーーーー
現在、大量の耕作放棄農地があります。この問題を解消するには一般解はありません。

一人一人が創意工夫をこらしてそれぞれ最善と思う方法で取り組めばいいのです。

私の方法は、経費がかからず、大型機械を必要とせず、だれでも取り組みやすい方法です。

私の地域は山間部で傾斜地が多く、地形が複雑で大型機械が入らないところが多いです。そしてそのような場所が、工夫次第で優れた農産物を生産できる優良な土壌や微気象に恵まれていることも多いのです。

なまじ大量生産とか、機械化とか、効率性を求めて、機械化貧乏になり、多額の借金を抱えて逃げ出した新規就農者の例をいくつか知っています。

都市部には引きこもりで、健康な肉体を持ちながら生きがいを持てない若者が大勢います。

例えば、現在の耕作放棄農地で、こうした人たちが自給的農業に取り組み、国保税などを猶予して自活を促せば、その分日本の自給率が向上します。

道は一つではない。

「自然農」にこだわって成功するのは難しいと思いますが、農薬は結果として使わなくても問題なくなる作り方があるのは事実です。

それぞれがいろいろなやり方で挑戦してゆくうちに、慣行や有機、そのほかそれぞれの良いところを取り入れて、それぞれの地域の気象や土壌、都市との距離など特性に応じて、ある点では中間的な、ある点ではどちらでもない合理的な方法に収束して行くでしょう。

試行錯誤しながら、一番有利な方法に収束して行くと思います。私も当初は農薬を使っていましたが、生態系が確立するにつれ、またその圃場の特徴が判ってくるにつれ、農薬を使う必要がなくなりました。

私のキーワードは

①部分耕・桜の落葉堆肥穴肥
②若苗定植・疎植多本仕立
③選択的除草でヨモギを残す野草帯を確保
④この栽培に適した育種

です。
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コンゴ参考にしたい。

2022年2月4日金曜日

アレロパシー コーヒーとセイタカアワダチソウ

 ■良い資料

https://www.jstage.jst.go.jp/article/kagakutoseibutsu1962/28/7/28_7_471/_pdf

■まとめ

コーヒーかすはマメ科以外を阻害する

セイタカアワダチソウは後に葛にとってかわられる

クラウンベッチは牛によく豚に悪い

2022年2月2日水曜日

のらくら農場の本まとめ

■ のらくら農園

農園経営について昨日は、のらくら農園の本を読んで、かなりショックを受けた。

例えるなら、トヨタ改善方式の農園経営、っていうのが、のらくら農園。日本人の勤勉さ&謙虚さ、マックスに発現しており、ベースとなる農業理論は、BLOFだった。小祝さんは、肥料を売らない肥料屋さんとして登場していた。

自然農は、施肥設計とは無縁だが…。以前、山梨にいるときに木村さんの勉強会に土を持って行った。

北杜市の人ばかりなのに、土は全然違った。圃場ごとに性質が違う。それは真実だ。

しかし、自然農は、耕さないことで、土壌成分の偏りを補正していく、ということになっているんだよなぁ…作れないものは、作らない方針というか…。

”作れないものは作らない方針”というのは、ある意味ものすごく殿様商売というか… ”ないなら食べない”というのと同義で、野菜以外に食べるものがある人の弁というか… だから、自然農の営農農家さんは、南国に結局流れてくるのかなぁと思ったりする… つまり、気候の有利がないと、土壌の豊かさが維持できないというか…

ので、例えば、北海道並みに寒くなる佐久では無理よねぇ…と言うことが自明の理というか… 大体、南国の九州でも、1月は特にすることがない…。

自然農で野菜を取り続けても、土壌が死滅していかない理由は、草だと思う。

野菜に栄養を与え続ける以上に、草の光合成を土に還して、草から土壌成分が還元されているだけだと思う。その還元、分解のスピードを速めるのが、米糠だと思う。発酵、は腐敗と同義だからだ。

しかし、南国では出来るけど、北国では、どうなのかなぁというのが私の疑問だったんだよなぁ… 分解スピード遅すぎるでしょう。

一応、明野で無農薬はやったことがあるけど、ほとんどビギナーズラックの慣行の畑の施肥が残っている状態だったし… 自然農って、北国でも可能なんだろうか?

農業経営的に見ると、自然農の優位性は、投資がゼロということに尽きる…。

最初に何かを入れないと野菜が作れないとなると、なんとしても、高い価格で野菜を売らないといけなくなって、追い詰められることになる… 赤字で野菜を売る羽目になったり、赤字が嫌で土に還す羽目になる…

その分、トレードオフで、出来る野菜を食べる、という作戦になってしまうんだが…。土は自然農ではブラックボックスのままだ。

分からないことを分からないまま、にしておくのは、神の領域を神の領域に置いておくという謙虚な姿勢でもあるし、ある意味の諦めや怠惰さであるともいえる…

さて、来年の作戦をどうするかなぁ…

■ のらくら農場、まとめ

法則というのをまとめられているので、私の方で適当に抜粋。

1)逆張り(できないと言われたらチャンス)

2)マーケットイン:プロダクトアウト=4:6

3)中量&多品種 いつどんな野菜をどれだけが狙える

4)冬は仕事を作る

5)暗黙知→形式知→集合知

6)栄養価を追求

7)土壌診断&生育診断 

8)CHOが基本(BLOF)

9)作物を主語にする

10)科という先入観は外す

11)作業のスピードではなく、結果のスピード

12)1反3.5日

13)緻密な計画=思考の準備

14)怒鳴らない(精神的安全基地)

15)横に立つコミュニケーション

16)農地に個性的な名前を付ける

17)ジョブローテーションで共感できる経験を共有する

18)50:50の関係ではなく、60:60の関係

19)せめて〇〇出来るようになる

20)機能分散型マイクロ農協