ーーーーーーーーーー
日本では1670年(寛文10年)に鯨油を使った注油法が発見されています。
この方法は、まず油を水田に注いで水の表面に被膜をつくります。次にイネを竹笹などで払って害虫をそこに落とします。落ちた虫は油が体に付着し気門がふさがれ窒息死します。油は主に鯨油でしたが菜種油などの植物油が使われることもありました。
この技術は筑前国(現在の福岡県北部)で偶然発見され、九州を中心に日本各地に広まりました。
近世三大飢饉の一つ、1732年(亨保17年)の大飢饉は、原因の一つがウンカ類の大発生でした。
その対策として、筑前、筑後(今の福岡県南部)、肥前(佐賀県や長崎県の一部)や加賀(石川県)など各地で注油法が使われました。
それ以後、ウンカ類などが発生すると、幕府は鯨油による注油法を各藩に指示しましたが、鯨油が高価だったために容易に普及はしなかったようです。
注油法は、明治初期に鯨油から石油に替わり第二次世界大戦後までウンカ類の防除法として利用されていました。
ーーーーーーーーーーー
https://www.jcpa.or.jp/qa/a6_11.html
2021年8月10日火曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
-
深根性の作物 トマト、ナス、メロン、スイカ、カボチャ 浅根性 ネギ 直根性 アブラナ科 浅根性の作物より、少し深いところまで根を伸ばし、土中水分に気を使う作物類になります。代表的なのがアブラナ科の作物です。 アブラナ科は中心に伸びる太い根が1本あり、これが土中30~4...
-
良いのがあったので。 ■ブドウによさそうなコンパニオンプランツ にんにく ヒソップ … ブドウの収穫量を増やす。アブ・ハチなど、受粉に有益な昆虫を呼ぶ。 オオバコ … ブドウと混植すると、紋羽病などの土壌病害を抑える。 ゼラニウム … ブドウと相性が良い。...
-
https://www.maff.go.jp/j/seisan/tyozyu/higai/chouj_doga.html 柵の外を人が歩くだけで、動物が寄り付かなくなるので、農村で、 歩いてほしいところに遊歩道 耕作放棄地との間にドッグラン を作れば、都会から人が来て、動物避け...
-
今日教わったリストです ねぎ ごぼう レタス 白菜 そらまめ ジャガイモ 玉ねぎ 米ぬか、油粕 インゲン カボチャ 高めに植える 地力がいる ウリ科=水たまりが嫌い 里芋は畝の高さより下に入れない
-
昨日は久しぶりに仕事で、九州農政を知る機会がありましたが、九州では、トマトやイチゴ、お茶などを輸出して、外貨を稼ぎたい、ということみたいでした。 山梨の時も思いましたが、産地というのは、良いものは全部県外に出してしまって、残るのは…みたいなことになっています。 そして、対外的に見...
-
■セルトレイの播種でも草マルチ 去年の経験から、畑に直播しないといけない根菜以外は、セルトレイに播種しています。 セルトレイの播種でも、草マルチをすると経過が良いような気がしています。 去年はスギナの草マルチで経過が良かったので、今年はダイコン葉の干しておいたものの古いので、やっ...
0 件のコメント:
コメントを投稿